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SSNo.006 調理実習事件
2008-03-02
一週間足らずで五百人の方が来ていただけるとは感激です。今回の話は、実話をもとにリメイクしてみました。
どうぞお楽しみください。
今日は調理実習なのだが、今回は特別。
一年間の感謝の意を込めて作ったものを先生にプレゼントするそうだ。
「めんどくさい事この上ないな。」
頭痛の種は二つ。
「卵と砂糖と紙皿、泡立て器を持ってきて!持ってこないと死刑だから。」
一つは物騒な事を言いつつ、俺に持ち物の命令をするハルヒ。
少しは俺をいたわれ。
ってか、なんでお前は班長なんだ?
そう、もう一つは、なんの間違いか、コイツが調理実習の班長だと言う事だ。
なんの偶然か、俺はハルヒと同じ班だ。
どうせ、ハルヒが望んだのだろう?
何故執拗に俺と行動を共にしたがるのか?
その答えは簡単だ。俺らは彼氏彼女の恋人的関係だからな。
今回の調理実習はお菓子を作るらしく、タルトだそうだ。
「タルトの作り方ってどうだっけ?」
そんな発言をしていた俺も、ハルヒに言われた通りに動き、前半はなんの問題もなく調理実習は着々と進み、お菓子が完成してきた。
タルトができた所で、俺はその盛りつけの加減によって余ってしまったタルトを味見代わりにいただこうとしていた。
____いたのだが。
「あたしにも頂戴、半分で良いから。」
手に持った瞬間に言われた。
少なからず気分が害される。というか、お前食い意地張ってないか?
「良いでしょ、半分頂戴。」
「やれやれ。」
妹ならば半分を口に放り込み、残りを俺がいただく。それをしても良かったのだが、何せまだ告白してから三日だし、この世界でキスもしていないし、第一人前でそれをするのはいかがなものかと。
そう言う訳で俺は、親切丁寧にも包丁で半分に切ってやり、それを紙ナプキンとともにハルヒに差し出した。タルトは手に持ち、紙ナプキンはそばに置く形で。
すると、ハルヒは身をかがめ、俺の指先まで顔を持っていき、俺の反応する前に……
_____あむ。
女子から「キャー、キャー」声が挙がっている中でも気にせずに。
「ゴメン、指まで食べちゃった。」
笑いながら、そう言うハルヒに「ドキッ」とかさせられたのだが、今はそう言う場合ではない。
いま俺たちが行ったのは俗に言う「あーん」な訳なのだが、
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
来る。
彼女のいない男子群の黒いオーラが俺の後ろに。
「キョンよぉ〜?ちょっと話があるんだけどねぇ〜?」
ヤバイ、殺される。
逃げようとした刹那
「アツアツだね、お二人さん」
不意に国木田が放ったその言葉に俺は気力をそがれ、転ぶ。
ガタタッ!
ひねりつきでこける俺。
起きあがった瞬間には谷口のヘッドロックが待っていた。
「場所をわ・き・ま・え・ろ!」
「うぎゃあああああああああああああ!」
終わり。
一年間の感謝の意を込めて作ったものを先生にプレゼントするそうだ。
「めんどくさい事この上ないな。」
頭痛の種は二つ。
「卵と砂糖と紙皿、泡立て器を持ってきて!持ってこないと死刑だから。」
一つは物騒な事を言いつつ、俺に持ち物の命令をするハルヒ。
少しは俺をいたわれ。
ってか、なんでお前は班長なんだ?
そう、もう一つは、なんの間違いか、コイツが調理実習の班長だと言う事だ。
なんの偶然か、俺はハルヒと同じ班だ。
どうせ、ハルヒが望んだのだろう?
何故執拗に俺と行動を共にしたがるのか?
その答えは簡単だ。俺らは彼氏彼女の恋人的関係だからな。
今回の調理実習はお菓子を作るらしく、タルトだそうだ。
「タルトの作り方ってどうだっけ?」
そんな発言をしていた俺も、ハルヒに言われた通りに動き、前半はなんの問題もなく調理実習は着々と進み、お菓子が完成してきた。
タルトができた所で、俺はその盛りつけの加減によって余ってしまったタルトを味見代わりにいただこうとしていた。
____いたのだが。
「あたしにも頂戴、半分で良いから。」
手に持った瞬間に言われた。
少なからず気分が害される。というか、お前食い意地張ってないか?
「良いでしょ、半分頂戴。」
「やれやれ。」
妹ならば半分を口に放り込み、残りを俺がいただく。それをしても良かったのだが、何せまだ告白してから三日だし、この世界でキスもしていないし、第一人前でそれをするのはいかがなものかと。
そう言う訳で俺は、親切丁寧にも包丁で半分に切ってやり、それを紙ナプキンとともにハルヒに差し出した。タルトは手に持ち、紙ナプキンはそばに置く形で。
すると、ハルヒは身をかがめ、俺の指先まで顔を持っていき、俺の反応する前に……
_____あむ。
女子から「キャー、キャー」声が挙がっている中でも気にせずに。
「ゴメン、指まで食べちゃった。」
笑いながら、そう言うハルヒに「ドキッ」とかさせられたのだが、今はそう言う場合ではない。
いま俺たちが行ったのは俗に言う「あーん」な訳なのだが、
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
来る。
彼女のいない男子群の黒いオーラが俺の後ろに。
「キョンよぉ〜?ちょっと話があるんだけどねぇ〜?」
ヤバイ、殺される。
逃げようとした刹那
「アツアツだね、お二人さん」
不意に国木田が放ったその言葉に俺は気力をそがれ、転ぶ。
ガタタッ!
ひねりつきでこける俺。
起きあがった瞬間には谷口のヘッドロックが待っていた。
「場所をわ・き・ま・え・ろ!」
「うぎゃあああああああああああああ!」
終わり。


