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SSNo.001 マチウケ
2008-02-26
引っ越しにて、持ってきたやつです。処女作なので、まだまだ書き口が甘いですが、読んでいただけたら幸いです。
それでは、『マチウケ』をどうぞ。
さて、ケータイどこにやったかな?
『マチウケ』
学生たちにとって、つかの間の休息の昼休み。
無い。
ケータイが探しても見つからない。
机の中も、鞄の中も探したけれど見つからないんです。
「捜し物は何ですか〜、見つけにくいものですか〜。」
「何だ谷口、いきなり歌い出しやがって。」
「歌詞の通りだよ、何探してんだ?もしかして、見られちゃまずい本か?」
「アホか、俺はそんなもの学校に持ってきたりはしない。お前と一緒にするな。」
「にしてもキョン、何探しているんだい?結構焦ってるじゃないか。」
「ケータイが見つからなくてな。机の中も、鞄の中も」
「探したけれど見つからないんです」
「少し黙れ。」
「でも大変だね、あれはもう個人情報の固まりだろう?家に忘れてたりとかは?」
「無いな、登校して、少しメール確認を取って電源切った記憶がある。」
「先生に相談してみたら?届けられてるかもよ。」
「考えとくよ。」
しかし困ったな。もし落としていたとしたら必ず誰かが拾うわけで、
その誰かもおそらく電源はつけると思う。
そうしたら…。
クソッ!早く探さないと安心できん。
「キョンくん、あのね、」
あの画像フォルダの中には…
「キョンくん?」
畜生、どこ行ったんだ?
「キョンくん!」
「は、はい!」
「あ、ご、ごめんなさい。」
「え、いや何だ、阪中か。」
「あのね、キョンくんケータイ落とさなかった?」
「え?ああ、今探してるんだけど。」
「さっきロッカーのそばに落ちてたのね、それで涼宮さんに預けたのね。受け取った?」
「いや、まだだけど。って、ハルヒに!?」
「え、うん。」
「今ハルヒがどこにいるか分かるか?」
「え?ううん。だから不思議に思ってキョンくんに…」
「ありがとう。」
後ろを振り返る。ハルヒはいない。
「え?あのキョンくん?」
阪中の声にも振り返らず、俺は駆けだしていた。
なんて事だ。
ハルヒ?ハルヒだと?一番見られてはいけないじゃないか。
アイツはどこにいるんだ?
学食か?屋上か?部室か?
部室だッ!
「ハルヒ!!」
幸いハルヒはケータイを見ていないようだ。今は。
真っ赤にして、机に突っ伏している。
「どうしたんだ?ハルヒ。」
「別に。」
「それ、俺のケータイだろ?」
「そうよ。」
「中身、見てないよな。」
「見たわ。」
「そうか。ってオイ!」
ああ、見たのか。見てしまったのか、
「あんた、あたしに言う事あるんじゃないの?」
「別に。」
「へえ、じゃあなんで、あたしの寝顔が待ち受け画面になってるのよ!」
「そ、それはだな…」
「順を追って聞いていってあげるわ。まずこの写真いつ撮ったの?」
「映画の編集の時だ。お前は気持ちよさそうに寝ていたからな。」
「じゃあ、なんで画像フォルダにあたしの写真ばっかりなの?」
画像フォルダも見たのか。ああ、ダメだ。
「なんで?」
死ねる、確実に死ねる。
「「……………」」
「もういいわ、あんたは根性がないのね。意味もなく人の寝顔撮るような変態なのよ。」
ハルヒがケータイを俺に投げ返し、ドアへ向かう。
クソッ、どうすりゃいい?
「ハルヒ!!」
とっさに俺はハルヒの手をつかむ。
「なによ、根性無しの変態にかけてあげる言葉なんて無いのよ。」
「ゴメン。怖がってたんだ俺。」
「は?」
俺はハルヒを抱き寄せた
「ちょ、ちょっとキョン!」
「でも、今はっきりと言ってしまおうと思う。」
一呼吸置いて
「ハルヒ…好きだ。」
「「………………」」
「バっ、バカ!バーカ!遅いのよ!」
「いいのか?」
「当然でしょ?遅すぎよ、この意気地なし!ペナルティよ!ペナルティ!」
「ああ、すまなかった。で、どんな罰を受ければいいんだ?」
「これよ!」
体が前に引っ張られる。目の前にはハルヒの顔。
作法にのっとって、俺も目をつむる。
今はただ、純粋に離したくなかった。
終わり
P.S.
「ユニーク」
「のうわぁ!長門!?」
「え?え!?有希!?」
「「「……………」」」
「ごめん、また後でっ!」
「ああ。」
ハルヒは教室まで駆けていった。真っ赤な顔をしながら。
焦らなくてもいいのさ、これから俺たちには時間がたっぷりあるんだ。
あとがき
客観的に見て、なんか妙。
精進します。
『マチウケ』
学生たちにとって、つかの間の休息の昼休み。
無い。
ケータイが探しても見つからない。
机の中も、鞄の中も探したけれど見つからないんです。
「捜し物は何ですか〜、見つけにくいものですか〜。」
「何だ谷口、いきなり歌い出しやがって。」
「歌詞の通りだよ、何探してんだ?もしかして、見られちゃまずい本か?」
「アホか、俺はそんなもの学校に持ってきたりはしない。お前と一緒にするな。」
「にしてもキョン、何探しているんだい?結構焦ってるじゃないか。」
「ケータイが見つからなくてな。机の中も、鞄の中も」
「探したけれど見つからないんです」
「少し黙れ。」
「でも大変だね、あれはもう個人情報の固まりだろう?家に忘れてたりとかは?」
「無いな、登校して、少しメール確認を取って電源切った記憶がある。」
「先生に相談してみたら?届けられてるかもよ。」
「考えとくよ。」
しかし困ったな。もし落としていたとしたら必ず誰かが拾うわけで、
その誰かもおそらく電源はつけると思う。
そうしたら…。
クソッ!早く探さないと安心できん。
「キョンくん、あのね、」
あの画像フォルダの中には…
「キョンくん?」
畜生、どこ行ったんだ?
「キョンくん!」
「は、はい!」
「あ、ご、ごめんなさい。」
「え、いや何だ、阪中か。」
「あのね、キョンくんケータイ落とさなかった?」
「え?ああ、今探してるんだけど。」
「さっきロッカーのそばに落ちてたのね、それで涼宮さんに預けたのね。受け取った?」
「いや、まだだけど。って、ハルヒに!?」
「え、うん。」
「今ハルヒがどこにいるか分かるか?」
「え?ううん。だから不思議に思ってキョンくんに…」
「ありがとう。」
後ろを振り返る。ハルヒはいない。
「え?あのキョンくん?」
阪中の声にも振り返らず、俺は駆けだしていた。
なんて事だ。
ハルヒ?ハルヒだと?一番見られてはいけないじゃないか。
アイツはどこにいるんだ?
学食か?屋上か?部室か?
部室だッ!
「ハルヒ!!」
幸いハルヒはケータイを見ていないようだ。今は。
真っ赤にして、机に突っ伏している。
「どうしたんだ?ハルヒ。」
「別に。」
「それ、俺のケータイだろ?」
「そうよ。」
「中身、見てないよな。」
「見たわ。」
「そうか。ってオイ!」
ああ、見たのか。見てしまったのか、
「あんた、あたしに言う事あるんじゃないの?」
「別に。」
「へえ、じゃあなんで、あたしの寝顔が待ち受け画面になってるのよ!」
「そ、それはだな…」
「順を追って聞いていってあげるわ。まずこの写真いつ撮ったの?」
「映画の編集の時だ。お前は気持ちよさそうに寝ていたからな。」
「じゃあ、なんで画像フォルダにあたしの写真ばっかりなの?」
画像フォルダも見たのか。ああ、ダメだ。
「なんで?」
死ねる、確実に死ねる。
「「……………」」
「もういいわ、あんたは根性がないのね。意味もなく人の寝顔撮るような変態なのよ。」
ハルヒがケータイを俺に投げ返し、ドアへ向かう。
クソッ、どうすりゃいい?
「ハルヒ!!」
とっさに俺はハルヒの手をつかむ。
「なによ、根性無しの変態にかけてあげる言葉なんて無いのよ。」
「ゴメン。怖がってたんだ俺。」
「は?」
俺はハルヒを抱き寄せた
「ちょ、ちょっとキョン!」
「でも、今はっきりと言ってしまおうと思う。」
一呼吸置いて
「ハルヒ…好きだ。」
「「………………」」
「バっ、バカ!バーカ!遅いのよ!」
「いいのか?」
「当然でしょ?遅すぎよ、この意気地なし!ペナルティよ!ペナルティ!」
「ああ、すまなかった。で、どんな罰を受ければいいんだ?」
「これよ!」
体が前に引っ張られる。目の前にはハルヒの顔。
作法にのっとって、俺も目をつむる。
今はただ、純粋に離したくなかった。
終わり
P.S.
「ユニーク」
「のうわぁ!長門!?」
「え?え!?有希!?」
「「「……………」」」
「ごめん、また後でっ!」
「ああ。」
ハルヒは教室まで駆けていった。真っ赤な顔をしながら。
焦らなくてもいいのさ、これから俺たちには時間がたっぷりあるんだ。
あとがき
客観的に見て、なんか妙。
精進します。


