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SSNo.012そのに 執事キョン
2008-03-17
対なすもう一作。「執事キョン」
こちらも執事のキョンは書かれていません。
『メールです。ご主人様。』
ケータイのメール着信音はハルヒの生ボイスだ。
長く、いつもハルヒに振り回されていた俺には惜しいぐらいの居心地のいい一週間が終わり、もう一度あの一週間が繰り返されたらなぁと思う俺の元に、そいつはやってきた。
「ごしゅ…キョン!リベンジマッチよ。」
「やってやろうじゃないか、ハルハル。」
「アンタが負けたら、あたしの執事よ!」
「あの一週間をもう一度再現してやるぜ。」
熱のはいる二人。
「ルールはこの前と同じよ!十回勝負!」
「のぞむ所だ。」
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あの日の強運はやはりまぐれだったのだろう。
今回の俺は惨敗を期した。
「さあ、キョン。今日から一週間、あたし専属の執事よ!あたしをお嬢様と呼んで、あたしがキスしなさいと言ったら、愛していますお嬢様と言ってキスするの。いいわね!」
「わかりました。お嬢様。」
「そう。それじゃ、あたしにキスしなさい。」
「ここでか?」
間違ってもクラスの視線を結構浴びてるぞ。俺たち。
「ここでよ。そして『ここでですか。』でしょ?」
「あ、愛しています。お嬢様。」
「ん、そうそう。その調子。あ、もう執事服は部室においてあるから。これから一週間。部室ではその格好でいなさい。」
「な、なんですとぉ!」
「あたしもみくるちゃんのメイド服着たもん。おあいこさまよ。」
この一週間。大量の疲れが襲ってきそうな気がした。


