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SSNo.016 春休みに同居!
2008-03-30
公開していられるような余裕がちょっとないので、しばらくMODOKIはいないです。何でSSがあげられているかといえば、とりあえず、タイマー性機能を使いたかっただけですorz
こんな恥ずかしい駄文を読まれるとどうにかなっちまいそうですが、
「春休みに同居!」をどうぞ。
もうかれこれして、
高校生活の一年が過ぎようとしている。
課題のかの字もない春休みを謳歌している俺だ。
オレとしては高二なんかになりたくはないのだが、時は止まってくれることなく無情にも流れていってしまう。
残酷だなぁ、時間。
親は今は家にいない。
妹を連れて旅行である。
春休み中いないそうだ。大学生に向けて、今の内から一人暮らしになれておけ。と言う事だそうなのだが、昨日は一日三食カップ麺で過ごしていた。
くっそ、忌々しい。
しかし、三月で特にこれと言った用件もなく、最近なぜか、不思議探索パトロールも無く、家でただマッタリと過ごしていた休日。
最高と言うほど久々にのんびりしていた。
小遣いが貯まったので、久々にCDでも借りに行くか、と思ってオレは自転車で駅に向かう。
駅前のショッピングセンターの近くにレンタル店があるのだが、ショッピングセンターの前でオレはギョッとした。
あろう事かあのハルヒが前にいたのである。
まだこちらに気付いていないようなので、進路を変更し、もときた道を戻ろうとした。
____もっと早く気づいて逃げるべきだった。
「キョン、ちょっとキョンってば!」
すごい力で振り向かされた。
「ハ、ハルヒか………、き、奇遇だな」
「何よ、その反応。それより、ちょうどいいわ…。ちょっとつき合いなさい。」
ハルヒは笑う
いつもの通り、よくない笑みだ。
さて、その後オレがどうなったか?
説明しておく必要がありそうだ。
財布には余裕があるが、
コイツは透視能力でもあるのか…?
まず向かった先はアクセサリショップだ。
「あ、コレかわいー」
これだけならただの女子高校生なのだが、
次の言葉は聞きたくなかった。
「キョン、コレかって。」
あつかましいにも程があるね。
「自分で買え。」
「団長命令よ!買いなさい。」
あのな〜。
「コレは、SOS団の活動じゃないだろ?」
「関係ない!買いなさい。」
言い出したら聞かないやつだ。が、ここでおれるわけにも行かない。
「今回ばかりは我慢しろ。」
「ねえ、買って。お・ね・が・い」
しかし今回はなんと、ハルヒが甘えてきたのだった。どこかで聞いたようなセリフだが、なかなか希少価値が高かったと思う。
「今日だけだぞ。」
「やったー!」
小学五年生の妹と同じような反応をし、
オレはしぶしぶアクセサリーをかってやった。
後で気がついたのだが、今日はなんだかハルヒは女の子っぽかった。
さて、この後過去…それも数分前の自分を
どれだけ恨んだことだろう。
オレはもう帰ろうとした。
「さぁ、もういいだろ。じゃあな。」
「待ちなさいよ。」
「何だ、まだなんかあるのか?」
「次、私ゲーセンに行きたい。」
「はぁ?」
「何度も言わないわよ!行きましょ。」
「アクセサリー買ったんだ。我慢しろ。」
「だって、アンタ今日だけっていったじゃない。」
「そ、それはだなー・・・。」
「さあ行くわよ。」
・・・やれやれ。
「仕方ない。今日はつきあってやるか。」
さて、その次についた先は
宣言通り、ゲームセンターだったりする。
ここで、こっそり財布の中身を確認する。
福沢さん0人
樋口さん一人
野口さん五人
…ってことは計一万か、
十分だろか。
さて、ゲームをしたわけだが。
第一回戦:カーチェイスゲーム
20秒の差がついて、オレの負け。
第二回戦:エアホッケー
ハルヒ7点、オレ0点
第三回戦:UFOキャッチャー 三回勝負
ハルヒ三個、オレ二個
結局のところ、3対0のボロ負けである。
ちなみに今回の出費(合計)、
カーチェイスゲーム:400円
エアホッケー:200円
UFOキャッチャー:600円
合計:1200円
うむ、たいして大きい打撃ではないな。
その後はメダルゲームを楽しんだ俺たちだが、
1000円ずつ、つまり100枚ずつで始めたのだが、
オレが三十分で使い果たしてしまったのに対し、
ハルヒはというと、ボーナスが出るわ出るわ。
結局、5箱ぐらい積み上がったんだったかなぁ?
しまいには、今日じゃ使い切れないので、
カードを作り預けることにした。
なんだろうね、この屈辱感と世の中に対する溢れんばかりの不満は。
「もう出るんだろ?」
「あと一つだけやりたい事があるのよねー。」
「仕方ないついてってやろう。」
なんと言った先は二階のプリクラフロアだった。
何もいえない、フロア全体に
プリクラ機しかおいていないのだ。
ハルヒはその中の適当な一つを選び入っていった。
「二百円で四枚だから。」
そういって、手がオレの方にのびてくる。
少しぐらい遠慮という物を知れ。
『フレームを選んでね。』
適当なガイドが聞こえてくる。
さてと、のんびり待ってますか。
ここら辺は女子共の御遊び場なので、男子としては非常に居づらいのだが。早くしてくれないもんかね。
その場にいるのも変なので、そこら辺のベンチに座ろうと思ったのだが。
プリクラ機の中から手が伸びてきたと思うと、そのまま引っ張り込まれてしまった。
そして___。
パシャッ。
ああ、コレである。
何か言えよ一言くらい、
撮影は終わり、
オレは情けないとも何ともいえぬ表情で、
写っていたのだった。
やれやれ。
ああ全く持ってやれやれだ。
さて、オレはもう帰ろうとしたのだ。
昼飯も食った、
食べたいデザートもおごってやった。
それ以外に何を望む。
オレは自転車にまたがった。
「ねぇ、」
「どうした?」
「アンタの家に行っていい?」
家には誰も居らぬが…。
女子と家で二人っきりってのも
少しだが、問題になりかねん。
と言うかなんだ、お前キャラ変わってないか?
だがまぁ、スマブラXして帰るであろうと、
甘く考え、OKしてしまった。
行く方法を考えるべきだった。
結局、オレは重い二人乗りをするハメに
なってしまった。
ああ、
『今日だけだぞ』
って言ってしまった数時間前の自分が憎い。
しかも、なんかハルヒはでかい荷物を持っていた。
誰かの家にでも泊まりに行くのか?
さて家に着いたわけだが、
ハルヒはオレの家の親がいないことを知ったとき、心なしかうれしそうに見えた。
そして平凡にスマブラXで盛り上がり、夕方を回ったので、ハルヒに声をかけた。
「おい、もう帰らないといけないんじゃないのか?」
するとハルヒは、思い出したくないことを、思い出した様な顔になってすぐこういった。
「今日は、アンタの家に泊まる。」
…はぁ?
自分で何を言っているのか分かってんのかコイツ
お前が泊まると言っている家には、自分の事をこうも言いたくないが、思春期真っ盛りのケダモノがいるようなもんなんだぞ。
ちなみに、親は春休みまで帰ってくる事はなく、さらに妹の部屋は足の踏み場が無く、親の部屋は施錠済みだ。
又、オレの部屋に予備の布団なんておいてあるわけが
無く、リビングで寝ようにも、コート等はこの前しまったばかりだ。
しかも行き先は親の部屋。
だがそんなこと考えるよりも帰らせる方が先決…
「今日は友達の家に泊まるから。」
…振り向くとハルヒは親に電話をしたようだ。
っておい。
「と言うわけだから、今日泊めてちょうだい。」
「待て、まず理由を聞こうか?」
聞けば今朝ハルヒは親父さんと大喧嘩したらしく、お泊まりセットを用意して家を出たそうだ。
「家に帰れ、もっと親子関係が悪くなるぞ。」
「いいのよ、一晩、二晩ほっといて、頭冷やすべきよ。」
「すまないが、オレの家には現在、オレのベッドしか寝れるところはない」
「どうして?」
「妹の部屋は足の踏み場がなく、親の部屋は施錠済みなんだ。」
「あっそ、まぁなんとかなるでしょう。」
本気でそう思っているのか。
だが、ハルヒ。
お前なんか顔赤いぞ。
「うるさい。」
そういってハルヒは机に突っ伏した。
さて、どうしたもんかねぇ。
そのままの状態でハルヒは話しかけてきた。
「ねぇ。」
「何だ。」
「アンタのタイプってどんな人?」
この状況で何聞いてきてんのかねぇ?
でもさすがに考えたね。
本音を言おう。
朝比奈さんが理想だが、最近、ハルヒの性格にもなれてきたため、ハルヒも悪くない。
と考えるようになってきたのだ。
「えーとだな、うーん何というかぼんやりとして決まってないな。」
「嘘言いなさい。言いたくないんでしょう?」
ギクッ図星。
「はっきりしなさいよ、男らしくないわねぇ」
「う、うるさい。」
「じゃ何?教えてくれるの?」
「うっ、まぁ、色々いるがな、だが…最近はいいと思っているやつがいる。」
そういった瞬間、ハルヒが顔を近づけてきた。
「そのほかのやつって誰?もしかしてみくるちゃん?それとも有希?」
「いいや違う。今オレの近くにいるやつだ。」
仕方なく答えてやったさ。言いたくなかったがな。
「…もしかしてあたし?」
「ああ、そうだ。はっきり言おう。ハルヒ、好きだ。」
「キョン。」
そう俺の名前を呼ぶと、さっきから近づけてきた顔を
さらに近づけてきて、オレとハルヒはキスをした。
「あたしもあなたのことが好き。」
やれやれ、タイミングがよすぎないかい?
告白初日で一つ屋根の下。なんだこれ?これなんてエロゲ?
ハルヒが望んでいるのなら…。
と、オレは一体何を考えているんだ?
そんなことを思っていると、台所の方でなにやら音がする。
「…まさか。」
そう、そのまさかだった。
人の家の冷蔵庫を勝手にあけるなよ…。
だが、ハルヒが晩飯を作ってくれるのである。
うまいんだよなぁ、ハルヒのつくる飯は。
「ハルヒ、」
「なーに?」
「なんか手伝うか?」
うむ、やはり男は邪魔であったか、
追い返されてしまった。さて、オレ達は晩飯を食い、次なる問題をどう解決するかを悩んでいた。
___寝る場所。
案としては
a、二人一緒に寝る。
b、一人が床で寝る。
どうしようかねぇ?
二人とも恋人を床で寝かせるなんて考えられん。
と言う意見だった。
「ねぇ、やっぱり一緒に寝ない?」
「お前、自分が何を言っているのか分かってるのか?」
「分かってるわよ。でも…、」
「でも?」
「キョンとならいいかなぁって。」
ズタタッ!ガシャ!
椅子から転げ落ちる。
…な、何ですとぉ?
顔を真っ赤にして俯き、しおらしくなってしまった。
いつもの活発なハルヒも好きだが。
こんなしおらしくなったハルヒは、反則的なまでにかわいい。
「…………」
……どうしようかねぇ?
さて、まとめるために唐突だがシンキングタイムだ、
問い1、オレは一緒に寝ることをどう思っているか
答え1、悪くないとは思っているものの、理性が許さん
問い2、ハルヒは一緒に寝ることをどう思っているか
答え2、『キョンとならいいかなぁって。』
問い3、現在の二人の状況は?
答え3、長くつき合ってはいるが告白したばかりである。
答えは…、一応出たかな?
「うむ、悪くはないと思うが…」
「じゃ決定ね」
しまった、『早すぎる』と言いそびれた!
さすがに、否定しようと思ったさ。
だが、否定したあとのコイツの顔を見たくなかった。
___すいません、ハルヒのご両親。
とりあえず、変な気起こさないようにしければ。
「さてキョン。」
「何だ」
「『何だ』じゃないわよ、お風呂!」
ああ、なんだそのことか…。
「もう準備してある。先に入れ。」
「あっそ、じゃあそうさせてもらうわ。」
しばらくして、オレはそのままボケーッとしていた。
間抜け面だったであろうが、
まさか、こんな状況でハルヒと二人っきりねぇ。
その間にハルヒはどこから取り出したのか、
着替えを持って風呂に入っていった。
___しばらくして
「ピンポーン、お風呂で呼んでいます。」
呼び出しか?
_____誰が?
_____ハルヒが、
脱衣所のドアを開け、風呂場のドアの前にたった。
その時、ドアが開いた。
裸のハルヒが目の前に立っている____
___幻覚を見て、
オレは情けないことに鼻血を出した。
ハルヒは浴槽の中に入っていて、
壁で体を隠していたのだった。
「何妄想してんのよ、エロキョン!」
で、一体何なんだ?用件は?
「タオル持ってきて」
言い忘れてた。
つーか、自分で気づいて早く言っておけよ。
「まぁ、ともかく、待ってろ。すぐ持って来る。」
やれやれ世話の焼けるやつだ。
タオルを持って行ってやり、
オレは自室でくつろいでいた。
「やはり、少なからず気疲れはするよなぁ。」
だが悪くないね。
ハルヒは超美人であり、
性格は慣れてしまえば可愛いもので、
今では、よほどのことがない限り
「やれやれ」と言いつつも、
ハルヒの好きなようにさせてやっている。
あいつの笑顔は、まぶしいくらいのものである。
だったら、いつもそうしていてもらおう。
それが一番だ。
そんな、分かり切ったようなことを考えている合間に
ハルヒがあがってきた。
「あがったわよ〜」
「さて、入ってくるか。」
ハルヒ、どんな魔法を使ったのか教えてくれ。
今すぐ習得したいね。
さて、着替えをおくべきであろう場所は以前、
ものであふれかえっていたのだ。
それが今はどうであろう、
きれいに片づけられているではないか、
と、ここまで考えて、
ある恐ろしいと言えば恐ろしい予想が浮き上がった
__もしや、オレの机の上まで片づけているんじゃ…
「まぁいいか」
見られて困るようなものオレの家には
存在していないし。
風呂でくつろぎながら考えたのだが
今日のプリクラ、ハルヒは何を書いたんだ?
最近のプリクラは、写真に文字を書き足せるものが多い
と、クラスの女子が言ってたような…。
まぁ後で聞こう。
部屋にあがると案の定、
オレの机はきれいに片づけられていた
何をどうしたら、こうも片づけられるかね?
「別に、簡単な事よ」
…そうかい。その簡単なことがオレは苦手なのさ。
寝る前に、いくらか話をしたので聞いていただこう。
「なぁ、ハルヒ」
「何よ」
「あのさ、今日とったプリクラ見せてもらってもいいか?」
「い・や・よ!」
何故か笑顔で断られた。どうしてだ?
そして、なんか顔が赤いぞ、
「いいでしょ、別に」
そっぽ向かれてしまった。
時刻は11:30、
もう充分寝る時刻である。
さっき決めたように二人で一つのベッドに寝ることにした。
さて、オレは掛け布団が一つしかないことに気づかなかった。
何故かって?
ベッドのことしか考えていなかったからさ。
「はいりなさい」と半分強制的に、半分自分から望み
ベッドに入っていった。
電気をリモコンで消し、反対側を向いて寝ようとした、
しかし
「キョン、こっち向いて。」
そんな甘えた声は反則だろう?
「やっぱり、あたしじゃだめ?」
そんなことあるハズがない。
「じゃ、こっち向いて」
豆電球でも十分確認できるほどハルヒの顔は赤かった。
やっぱりなー。コイツは俗に言うツンデレだったのか。
そして今はデレモード。
「右手。」
「何だ?」
「右手出しなさい。」
「へいへい。」
オレはハルヒに右手を差し出した。
いつぞやのコンピ研の部長のようにするんじゃなかろうな、「責任とれ」とか言って、無論、今のハルヒがそんな事するなんてことなく、では一体どうしたのか?というと
___オレの腕を
___枕にしやがった。
顔が赤い、とてつもなく可愛い。
「抱きしめていいか?」
心の中でつぶやいたつもりだった。
が、ハルヒは赤かった顔をさらに赤くし、
「いいわよっ♪」
という。
オレは自分のとてつもない失言に気がつき
すまん、わすれてくれ…とはいえなかった。
そりゃ、健全な一、男子高校生なら
彼女を抱きしめたい!
と思うだろ。
衝動を抑えられなかった。
ハルヒを抱きしめ、
オレはハルヒの耳元でつぶやく。
「ハルヒ…愛してる。」
長い長い夜だった。
=========================
続きます。
と言うかもうごめんなさい。
本当にすいません。
これ、自分の処女作なんですよ!
そのまま放置しておくのもどうかと思って、一部改訂で出しました。
こんなので、すいません。
高校生活の一年が過ぎようとしている。
課題のかの字もない春休みを謳歌している俺だ。
オレとしては高二なんかになりたくはないのだが、時は止まってくれることなく無情にも流れていってしまう。
残酷だなぁ、時間。
親は今は家にいない。
妹を連れて旅行である。
春休み中いないそうだ。大学生に向けて、今の内から一人暮らしになれておけ。と言う事だそうなのだが、昨日は一日三食カップ麺で過ごしていた。
くっそ、忌々しい。
しかし、三月で特にこれと言った用件もなく、最近なぜか、不思議探索パトロールも無く、家でただマッタリと過ごしていた休日。
最高と言うほど久々にのんびりしていた。
小遣いが貯まったので、久々にCDでも借りに行くか、と思ってオレは自転車で駅に向かう。
駅前のショッピングセンターの近くにレンタル店があるのだが、ショッピングセンターの前でオレはギョッとした。
あろう事かあのハルヒが前にいたのである。
まだこちらに気付いていないようなので、進路を変更し、もときた道を戻ろうとした。
____もっと早く気づいて逃げるべきだった。
「キョン、ちょっとキョンってば!」
すごい力で振り向かされた。
「ハ、ハルヒか………、き、奇遇だな」
「何よ、その反応。それより、ちょうどいいわ…。ちょっとつき合いなさい。」
ハルヒは笑う
いつもの通り、よくない笑みだ。
さて、その後オレがどうなったか?
説明しておく必要がありそうだ。
財布には余裕があるが、
コイツは透視能力でもあるのか…?
まず向かった先はアクセサリショップだ。
「あ、コレかわいー」
これだけならただの女子高校生なのだが、
次の言葉は聞きたくなかった。
「キョン、コレかって。」
あつかましいにも程があるね。
「自分で買え。」
「団長命令よ!買いなさい。」
あのな〜。
「コレは、SOS団の活動じゃないだろ?」
「関係ない!買いなさい。」
言い出したら聞かないやつだ。が、ここでおれるわけにも行かない。
「今回ばかりは我慢しろ。」
「ねえ、買って。お・ね・が・い」
しかし今回はなんと、ハルヒが甘えてきたのだった。どこかで聞いたようなセリフだが、なかなか希少価値が高かったと思う。
「今日だけだぞ。」
「やったー!」
小学五年生の妹と同じような反応をし、
オレはしぶしぶアクセサリーをかってやった。
後で気がついたのだが、今日はなんだかハルヒは女の子っぽかった。
さて、この後過去…それも数分前の自分を
どれだけ恨んだことだろう。
オレはもう帰ろうとした。
「さぁ、もういいだろ。じゃあな。」
「待ちなさいよ。」
「何だ、まだなんかあるのか?」
「次、私ゲーセンに行きたい。」
「はぁ?」
「何度も言わないわよ!行きましょ。」
「アクセサリー買ったんだ。我慢しろ。」
「だって、アンタ今日だけっていったじゃない。」
「そ、それはだなー・・・。」
「さあ行くわよ。」
・・・やれやれ。
「仕方ない。今日はつきあってやるか。」
さて、その次についた先は
宣言通り、ゲームセンターだったりする。
ここで、こっそり財布の中身を確認する。
福沢さん0人
樋口さん一人
野口さん五人
…ってことは計一万か、
十分だろか。
さて、ゲームをしたわけだが。
第一回戦:カーチェイスゲーム
20秒の差がついて、オレの負け。
第二回戦:エアホッケー
ハルヒ7点、オレ0点
第三回戦:UFOキャッチャー 三回勝負
ハルヒ三個、オレ二個
結局のところ、3対0のボロ負けである。
ちなみに今回の出費(合計)、
カーチェイスゲーム:400円
エアホッケー:200円
UFOキャッチャー:600円
合計:1200円
うむ、たいして大きい打撃ではないな。
その後はメダルゲームを楽しんだ俺たちだが、
1000円ずつ、つまり100枚ずつで始めたのだが、
オレが三十分で使い果たしてしまったのに対し、
ハルヒはというと、ボーナスが出るわ出るわ。
結局、5箱ぐらい積み上がったんだったかなぁ?
しまいには、今日じゃ使い切れないので、
カードを作り預けることにした。
なんだろうね、この屈辱感と世の中に対する溢れんばかりの不満は。
「もう出るんだろ?」
「あと一つだけやりたい事があるのよねー。」
「仕方ないついてってやろう。」
なんと言った先は二階のプリクラフロアだった。
何もいえない、フロア全体に
プリクラ機しかおいていないのだ。
ハルヒはその中の適当な一つを選び入っていった。
「二百円で四枚だから。」
そういって、手がオレの方にのびてくる。
少しぐらい遠慮という物を知れ。
『フレームを選んでね。』
適当なガイドが聞こえてくる。
さてと、のんびり待ってますか。
ここら辺は女子共の御遊び場なので、男子としては非常に居づらいのだが。早くしてくれないもんかね。
その場にいるのも変なので、そこら辺のベンチに座ろうと思ったのだが。
プリクラ機の中から手が伸びてきたと思うと、そのまま引っ張り込まれてしまった。
そして___。
パシャッ。
ああ、コレである。
何か言えよ一言くらい、
撮影は終わり、
オレは情けないとも何ともいえぬ表情で、
写っていたのだった。
やれやれ。
ああ全く持ってやれやれだ。
さて、オレはもう帰ろうとしたのだ。
昼飯も食った、
食べたいデザートもおごってやった。
それ以外に何を望む。
オレは自転車にまたがった。
「ねぇ、」
「どうした?」
「アンタの家に行っていい?」
家には誰も居らぬが…。
女子と家で二人っきりってのも
少しだが、問題になりかねん。
と言うかなんだ、お前キャラ変わってないか?
だがまぁ、スマブラXして帰るであろうと、
甘く考え、OKしてしまった。
行く方法を考えるべきだった。
結局、オレは重い二人乗りをするハメに
なってしまった。
ああ、
『今日だけだぞ』
って言ってしまった数時間前の自分が憎い。
しかも、なんかハルヒはでかい荷物を持っていた。
誰かの家にでも泊まりに行くのか?
さて家に着いたわけだが、
ハルヒはオレの家の親がいないことを知ったとき、心なしかうれしそうに見えた。
そして平凡にスマブラXで盛り上がり、夕方を回ったので、ハルヒに声をかけた。
「おい、もう帰らないといけないんじゃないのか?」
するとハルヒは、思い出したくないことを、思い出した様な顔になってすぐこういった。
「今日は、アンタの家に泊まる。」
…はぁ?
自分で何を言っているのか分かってんのかコイツ
お前が泊まると言っている家には、自分の事をこうも言いたくないが、思春期真っ盛りのケダモノがいるようなもんなんだぞ。
ちなみに、親は春休みまで帰ってくる事はなく、さらに妹の部屋は足の踏み場が無く、親の部屋は施錠済みだ。
又、オレの部屋に予備の布団なんておいてあるわけが
無く、リビングで寝ようにも、コート等はこの前しまったばかりだ。
しかも行き先は親の部屋。
だがそんなこと考えるよりも帰らせる方が先決…
「今日は友達の家に泊まるから。」
…振り向くとハルヒは親に電話をしたようだ。
っておい。
「と言うわけだから、今日泊めてちょうだい。」
「待て、まず理由を聞こうか?」
聞けば今朝ハルヒは親父さんと大喧嘩したらしく、お泊まりセットを用意して家を出たそうだ。
「家に帰れ、もっと親子関係が悪くなるぞ。」
「いいのよ、一晩、二晩ほっといて、頭冷やすべきよ。」
「すまないが、オレの家には現在、オレのベッドしか寝れるところはない」
「どうして?」
「妹の部屋は足の踏み場がなく、親の部屋は施錠済みなんだ。」
「あっそ、まぁなんとかなるでしょう。」
本気でそう思っているのか。
だが、ハルヒ。
お前なんか顔赤いぞ。
「うるさい。」
そういってハルヒは机に突っ伏した。
さて、どうしたもんかねぇ。
そのままの状態でハルヒは話しかけてきた。
「ねぇ。」
「何だ。」
「アンタのタイプってどんな人?」
この状況で何聞いてきてんのかねぇ?
でもさすがに考えたね。
本音を言おう。
朝比奈さんが理想だが、最近、ハルヒの性格にもなれてきたため、ハルヒも悪くない。
と考えるようになってきたのだ。
「えーとだな、うーん何というかぼんやりとして決まってないな。」
「嘘言いなさい。言いたくないんでしょう?」
ギクッ図星。
「はっきりしなさいよ、男らしくないわねぇ」
「う、うるさい。」
「じゃ何?教えてくれるの?」
「うっ、まぁ、色々いるがな、だが…最近はいいと思っているやつがいる。」
そういった瞬間、ハルヒが顔を近づけてきた。
「そのほかのやつって誰?もしかしてみくるちゃん?それとも有希?」
「いいや違う。今オレの近くにいるやつだ。」
仕方なく答えてやったさ。言いたくなかったがな。
「…もしかしてあたし?」
「ああ、そうだ。はっきり言おう。ハルヒ、好きだ。」
「キョン。」
そう俺の名前を呼ぶと、さっきから近づけてきた顔を
さらに近づけてきて、オレとハルヒはキスをした。
「あたしもあなたのことが好き。」
やれやれ、タイミングがよすぎないかい?
告白初日で一つ屋根の下。なんだこれ?これなんてエロゲ?
ハルヒが望んでいるのなら…。
と、オレは一体何を考えているんだ?
そんなことを思っていると、台所の方でなにやら音がする。
「…まさか。」
そう、そのまさかだった。
人の家の冷蔵庫を勝手にあけるなよ…。
だが、ハルヒが晩飯を作ってくれるのである。
うまいんだよなぁ、ハルヒのつくる飯は。
「ハルヒ、」
「なーに?」
「なんか手伝うか?」
うむ、やはり男は邪魔であったか、
追い返されてしまった。さて、オレ達は晩飯を食い、次なる問題をどう解決するかを悩んでいた。
___寝る場所。
案としては
a、二人一緒に寝る。
b、一人が床で寝る。
どうしようかねぇ?
二人とも恋人を床で寝かせるなんて考えられん。
と言う意見だった。
「ねぇ、やっぱり一緒に寝ない?」
「お前、自分が何を言っているのか分かってるのか?」
「分かってるわよ。でも…、」
「でも?」
「キョンとならいいかなぁって。」
ズタタッ!ガシャ!
椅子から転げ落ちる。
…な、何ですとぉ?
顔を真っ赤にして俯き、しおらしくなってしまった。
いつもの活発なハルヒも好きだが。
こんなしおらしくなったハルヒは、反則的なまでにかわいい。
「…………」
……どうしようかねぇ?
さて、まとめるために唐突だがシンキングタイムだ、
問い1、オレは一緒に寝ることをどう思っているか
答え1、悪くないとは思っているものの、理性が許さん
問い2、ハルヒは一緒に寝ることをどう思っているか
答え2、『キョンとならいいかなぁって。』
問い3、現在の二人の状況は?
答え3、長くつき合ってはいるが告白したばかりである。
答えは…、一応出たかな?
「うむ、悪くはないと思うが…」
「じゃ決定ね」
しまった、『早すぎる』と言いそびれた!
さすがに、否定しようと思ったさ。
だが、否定したあとのコイツの顔を見たくなかった。
___すいません、ハルヒのご両親。
とりあえず、変な気起こさないようにしければ。
「さてキョン。」
「何だ」
「『何だ』じゃないわよ、お風呂!」
ああ、なんだそのことか…。
「もう準備してある。先に入れ。」
「あっそ、じゃあそうさせてもらうわ。」
しばらくして、オレはそのままボケーッとしていた。
間抜け面だったであろうが、
まさか、こんな状況でハルヒと二人っきりねぇ。
その間にハルヒはどこから取り出したのか、
着替えを持って風呂に入っていった。
___しばらくして
「ピンポーン、お風呂で呼んでいます。」
呼び出しか?
_____誰が?
_____ハルヒが、
脱衣所のドアを開け、風呂場のドアの前にたった。
その時、ドアが開いた。
裸のハルヒが目の前に立っている____
___幻覚を見て、
オレは情けないことに鼻血を出した。
ハルヒは浴槽の中に入っていて、
壁で体を隠していたのだった。
「何妄想してんのよ、エロキョン!」
で、一体何なんだ?用件は?
「タオル持ってきて」
言い忘れてた。
つーか、自分で気づいて早く言っておけよ。
「まぁ、ともかく、待ってろ。すぐ持って来る。」
やれやれ世話の焼けるやつだ。
タオルを持って行ってやり、
オレは自室でくつろいでいた。
「やはり、少なからず気疲れはするよなぁ。」
だが悪くないね。
ハルヒは超美人であり、
性格は慣れてしまえば可愛いもので、
今では、よほどのことがない限り
「やれやれ」と言いつつも、
ハルヒの好きなようにさせてやっている。
あいつの笑顔は、まぶしいくらいのものである。
だったら、いつもそうしていてもらおう。
それが一番だ。
そんな、分かり切ったようなことを考えている合間に
ハルヒがあがってきた。
「あがったわよ〜」
「さて、入ってくるか。」
ハルヒ、どんな魔法を使ったのか教えてくれ。
今すぐ習得したいね。
さて、着替えをおくべきであろう場所は以前、
ものであふれかえっていたのだ。
それが今はどうであろう、
きれいに片づけられているではないか、
と、ここまで考えて、
ある恐ろしいと言えば恐ろしい予想が浮き上がった
__もしや、オレの机の上まで片づけているんじゃ…
「まぁいいか」
見られて困るようなものオレの家には
存在していないし。
風呂でくつろぎながら考えたのだが
今日のプリクラ、ハルヒは何を書いたんだ?
最近のプリクラは、写真に文字を書き足せるものが多い
と、クラスの女子が言ってたような…。
まぁ後で聞こう。
部屋にあがると案の定、
オレの机はきれいに片づけられていた
何をどうしたら、こうも片づけられるかね?
「別に、簡単な事よ」
…そうかい。その簡単なことがオレは苦手なのさ。
寝る前に、いくらか話をしたので聞いていただこう。
「なぁ、ハルヒ」
「何よ」
「あのさ、今日とったプリクラ見せてもらってもいいか?」
「い・や・よ!」
何故か笑顔で断られた。どうしてだ?
そして、なんか顔が赤いぞ、
「いいでしょ、別に」
そっぽ向かれてしまった。
時刻は11:30、
もう充分寝る時刻である。
さっき決めたように二人で一つのベッドに寝ることにした。
さて、オレは掛け布団が一つしかないことに気づかなかった。
何故かって?
ベッドのことしか考えていなかったからさ。
「はいりなさい」と半分強制的に、半分自分から望み
ベッドに入っていった。
電気をリモコンで消し、反対側を向いて寝ようとした、
しかし
「キョン、こっち向いて。」
そんな甘えた声は反則だろう?
「やっぱり、あたしじゃだめ?」
そんなことあるハズがない。
「じゃ、こっち向いて」
豆電球でも十分確認できるほどハルヒの顔は赤かった。
やっぱりなー。コイツは俗に言うツンデレだったのか。
そして今はデレモード。
「右手。」
「何だ?」
「右手出しなさい。」
「へいへい。」
オレはハルヒに右手を差し出した。
いつぞやのコンピ研の部長のようにするんじゃなかろうな、「責任とれ」とか言って、無論、今のハルヒがそんな事するなんてことなく、では一体どうしたのか?というと
___オレの腕を
___枕にしやがった。
顔が赤い、とてつもなく可愛い。
「抱きしめていいか?」
心の中でつぶやいたつもりだった。
が、ハルヒは赤かった顔をさらに赤くし、
「いいわよっ♪」
という。
オレは自分のとてつもない失言に気がつき
すまん、わすれてくれ…とはいえなかった。
そりゃ、健全な一、男子高校生なら
彼女を抱きしめたい!
と思うだろ。
衝動を抑えられなかった。
ハルヒを抱きしめ、
オレはハルヒの耳元でつぶやく。
「ハルヒ…愛してる。」
長い長い夜だった。
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続きます。
と言うかもうごめんなさい。
本当にすいません。
これ、自分の処女作なんですよ!
そのまま放置しておくのもどうかと思って、一部改訂で出しました。
こんなので、すいません。


