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SSNo.019 ごめん、俺引っ越すから。
2008-04-27
どうもお久しぶりです、MODOKIです。まずはコメント返しをさせていただきます。
>>ROX-3様
口移し口移し口移し口移し……はっ!!!
いやーお久しぶりです!!!
そして甘甘バカッパルお帰りなさいwww
いやーキョンくん羨ましいなー。
ョンくんが風邪引いたSS考えてましたが
若干書きづらくなってしまいましたwww(言い訳)
書いておきながら自分でもうらやましいぐらいです。
というか、ほんと自分が馬鹿でした、はい。
申し訳ありません。
R254様
京都に修学旅行楽しんでこれましたか?
はー、修学旅行か、懐かしいなあ…。
と置いておいて、相変わらず甘くていいですね!
キョンがハルヒに脱がされてるところに思わずニヤリと来てしまいました。
ちょ、ハルヒはSwww
てか、今回は甘すぎで、母に「くどい」って言われました。
インターセプタ #sqLIY2mk様
楽しく、ニヤニヤしながら読ませてもらいましたw
ハルキョンのカップリングは最高に萌えますね
デレハルヒもかわいいです。
ハルヒがキョンの服を脱がそうとしている映像を妄想して、興奮しすぎたのは秘密ですw
はじめまして。インターセプタ #sqLIY2mk様
自分は、もっと激しい妄想を(死
あーあ、自分は厨房のくせにぃ。
過剰で申し訳ありませんでした、ハイ。親にさんざん言われました。
911様
いや、ハルヒ、口移しでもの食べさせる夫婦って限りなく少ないかと……w
それはともかく更新待ってました!
今回もデレハルヒの甘甘で楽しませて貰いました。
しかしハルヒがナースコスで看病……なんか別のフラグが立ちそうだと考えてしまう俺は吊ってきます……。
ピンポーン
「んんん、んんん…んんぃんんん〜」(やべえ、親が…危ないって!)
「んんんんん、んぃんんんぃんん。」(うるさいわねー、静かにしていなさいよ。)
このあとはご想像にお任せ。
今回のSSは以前よりは甘さ控えめ、シリアスではありませんが、原作の設定が微妙に変わります。
SSなので、そこら辺はご勘弁をっ!
正直、ハルヒがたまりませんっ!
ということで「ごめん、俺引っ越すから。」をどうぞ。
気だるい朝、前々から言おうとは思っていたのだが、今までタイミングを逃していた事をみんなに言わなければならない。
そう思っていた。特に、SOS団の連中には言っておいた方が無難だろう。
なぜなら_____
俺は引っ越すからだ。
面倒だからと言う理由でみんなには言わないでおいたが、何せ住所も電話番号も変わるわけだし、こればっかりは言うべきであろうと。今になって思うのだった。
朝の歯磨き、この洗面台に妹と立つのも後何回か。
思い出多きリビングで朝食を食い、いつもの通学路を自転車で通る。
すれ違う数名のクラスメートに挨拶をしながら俺は教室に入る。そう言えば二年生になったんだな、と今さらながらに思う。
窓際後方二番目、いつもの俺の席。
その後ろで俺の方を向いて笑みを浮かべる奴。涼宮ハルヒだ。
「最近は無いんだけど、ちょっと前まで家の隣でトンテンカンうるさかったのよ。結局家が建ったんだけど。一体誰が入るのかしら?もらい手が無いならあたしがもらってあげるわ!」
誰か住むから建てたんだろ?
「うるさい!」
あーあ、そっぽ向かれてしまった。
まあ、それでも十分可愛いんだけどさ。
「う、うるさーい!」
はいはい。
顔を真っ赤にしてすねるハルヒ。
いやあ、やめられないな。
その後の授業を睡眠でパスし。放課後に至る。
毎回思うのだが、今までまともに授業なんて受けた事は無いように思える。頭が悪いのに余計に悪くなるのもわかりやすい。
ハルヒとともに部室に行き、話し出すタイミングを見計らう。
なかなか言い出しづらいんだよな、こういうの。
「みんなちょっと聞いてもらっていいか?」
「ふえ?」
「…………」
「なんでしょう?」
みんな驚いた反応を示す。当然だよな、だって___
「何?キョンから何か言い出すなんて珍しいじゃない。」
だもんな。
「今まで言い出せなかったんだが、」
一呼吸
「ごめん、俺引っ越すから。」
「ふええ、キョンくん引っ越すんですかぁ!?」
「ほう、それはまた急ですね。」
「…………」
「ちょ、ちょっと待って!キョン、いつ引っ越すの?」
んーと今週の日曜、あさってだな。
「そんな、…急に…」
「んで、新居の住所なんだが……」
ハルヒは、ずっとどこか違う方向を向いていたが、俺が問いかけると
「……そう。」
長門か?お前は。
なにやら、すごい落ち込んでるみたいだが、別に落ち込まなくても良いんだぞ?
「うるさい!バカキョン!」
そのまま、ハルヒは鞄も持たずに、どこかへ去っていった。
「あ、ちょっと涼宮さんと話が…」
そう言って、朝比奈さんはハルヒを追っていった。
メイド服ままなんだが、大丈夫だろうか?
少なくとも健全な男子諸君の目には毒だ。悪い意味でなく。
俺は毎日精神力が削り落とされているからな、それを補完するにはちょうど良い薬だが、精神力がほぼ100%な男子諸君には刺激が強すぎる。
薬も過ぎれば毒となる。ここ重要。テスト出るぞ、多分。
「ともかく、なんでハルヒは怒ったんだ?」
「あなたが引っ越すと宣言した直後、彼女は放心状態となった。よって、以下の部分は聞いていないはず。」
「まあ、落ち込んでいる分には機関としても関係はあまりありません。閉鎖空間は怒っているときの発生ですしね。」
そうかい。
しかし、何故ハルヒは怒ったんだ?
「それが演技なのか、本心なのか。嘘発見器にかけてみたいくらいです。」
気持ち悪い事言うな。本気で実現しそうで怖い。
「彼は嘘をついてはいない。」
うげ、いたよ。生ける完全無欠メーター。
つまり俺はいつも嘘発見器にかけられていたのか。まあいい。元々長門に嘘をつくつもりなんて無い。
「まあ、手伝いに行きますよ。涼宮さんもそう言うでしょうし。長門さんは?」
首肯。
「ありがとう。いつも迷惑かけているようでスマンな。」
「大丈夫。」
「僕も、大丈夫です。」
で、ハルヒを探しに校内を一回りして、どこにもいなかったもんだから部室に戻ると。
「涼宮さんは帰られましたよ。」
なんだと?行き違いになったのか?
「そう言う事になります。」
ふと、長門が顔を上げる。
「涼宮ハルヒから、伝言を頼まれた。」
そうか、で?ハルヒは何て?
『キョンにも伝えて。明日、午前九時に駅前集合だから。…ずずっ。ちゃんとみんな来なさいよ。もしも欠席するなら、連絡をよこしなさい。』
「伝言は以上。」
その瞬間。部室の空気が固まった。
誰あろう、あの長門が声色も口調もハルヒのもので、伝言を伝えたのだから。
無論、無表情で。
「な、長門。」
「何?」
「一体…今のは?」
「涼宮ハルヒの声紋をコピーし、私に適用した後、記憶情報に残っているままに再生した。」
「そ……そう…か。」
「そちらの方がより正確に伝わるだろうと判断した。」
お前、本当に変わったな。
「そう。」
いかん。ある種の恐怖体験だったのかもしれない。ギャップがきつすぎる。
ここでふと。
「ところでみんな、行くんだろ?」
「あの、鶴屋さんにお呼ばれで…」
「僕は機関の方に呼び出されまして…」
「長門、お前は?」
「これ。」
一枚のチラシを差し出してきた。何々?SFミステリー?超人気シリーズ最新刊堂々発売?明日なのか?
「混雑が予想されるため、早めに並んでおく。だから行けない。」
ほほぅ、そうか。つまりハルヒと俺は
「二人っきりを満喫していただきます。」
お前、命日を今日にしてやろうか?
とか、何とか言いながらも。土曜日が来てしまった。
100%俺の奢りだ。
時間通り午前九時前に駅前に着いたらハルヒがいた。
「なによ、キョンだけ?」
何故だ?
「アンタは一番最後って決まってんの。そのあんたが来ると言う事は他の人は来ない。QED!」
「ああ、そうかい。確かに長門も古泉も朝比奈さんも今日は用があるってさ。」
結局、その日は不思議探索ツアーと言いつつも、ただのウィンドウショッピングetc...に変わり、ハルヒを知らない人物からしてみればカップルにしか見えなかっただろう。別にそんなに意識はしていないがな。
話にならないような。…そう、一日が新幹線に乗って持って行かれたみたいに早く過ぎ去ってしまった。何でかね?
ともかく、引っ越しの日がやってきた!
ハルヒや長門や朝比奈さん、こき使おうと考えている古泉が手伝いにやってきた。と言っても働いたのは俺と古泉ぐらいで、ハルヒ達は談笑。妹の相手をしてもらい、古泉の苦労もあってか、それとも業者のがんばりか、作業は予想よりも早く終わった。
みんな、夕日の差す頃に帰った。ハルヒを除いて。
空っぽになった俺の部屋。今までの生活をふと思い出す。
この部屋で高一になってからも色々な事があったな。そう思う。
ここで悪夢も見たし、みんなで死にものぐるいに宿題をやった事もあった。
思い出ばかりが詰まったこの部屋。
もうこの部屋を一歩踏み出せば、ここに戻ってはこなくなる。そう思うと寂しいものだった。
夕焼けに染まる俺の部屋、いや俺のものだった部屋。
そこへ悲しそうな顔をした。ハルヒが入ってくる。
「キョン」
そう言って、ハルヒは俺に身を任してきた。
「うっ…うっ…きょぉん」
「おい、お前。泣いているのか?」
優しく、抱きしめる。抵抗はない。
「ハルヒ」
「キョン。もういなくなっちゃうの?」
「え?」
それはハルヒとは思えないくらいの弱々しい声だった。
「あたしの前からいなくなちゃうの?」
「…………」
「その前に言わせて、キョン。」
俺を抱きしめる腕に力を込めて。
涙も拭くんだ輝く目で俺に言う。
「好き。」
「え?」
「キョン、あたしはアンタが好き。どうしようもないくらい。」
「…………」
ずっとそうしていたかったが、俺にも言うべき事がある。
「ハルヒ、俺もお前の事が好きだ。何物にも代え難いぐらい好きだ。」
一息おいて、
「俺と、一緒にいてくれないか。」
「………え?」
おいおい、『え?』は無いんじゃないか?
それとも冗談だったのか?だったら俺、すごく凹むぞ。
「だって、これから遠くに行っちゃうんでしょ?もうあえないんじゃないの?」
「は?何言ってんだだお前?俺の話聞いていたか?」
まあいい、お前も乗っていけ。お前の家の住所は名簿の通りだろ。
よく見れば、ハルヒの家とすごく近かった。
いや、言い方を変えよう。ハルヒの家の隣だった。
「え?ここ、アンタの家?」
「そうさ、これから俺ら一家はここに住む事になる。」
さて、勘違いを取り除こうか。
「俺がいつ“転校する”なんて言った?」
「ッ!!」
「言ってないよな?」
まあ、これからもよろしくな、ハルヒ。
そう思っていた。特に、SOS団の連中には言っておいた方が無難だろう。
なぜなら_____
俺は引っ越すからだ。
面倒だからと言う理由でみんなには言わないでおいたが、何せ住所も電話番号も変わるわけだし、こればっかりは言うべきであろうと。今になって思うのだった。
朝の歯磨き、この洗面台に妹と立つのも後何回か。
思い出多きリビングで朝食を食い、いつもの通学路を自転車で通る。
すれ違う数名のクラスメートに挨拶をしながら俺は教室に入る。そう言えば二年生になったんだな、と今さらながらに思う。
窓際後方二番目、いつもの俺の席。
その後ろで俺の方を向いて笑みを浮かべる奴。涼宮ハルヒだ。
「最近は無いんだけど、ちょっと前まで家の隣でトンテンカンうるさかったのよ。結局家が建ったんだけど。一体誰が入るのかしら?もらい手が無いならあたしがもらってあげるわ!」
誰か住むから建てたんだろ?
「うるさい!」
あーあ、そっぽ向かれてしまった。
まあ、それでも十分可愛いんだけどさ。
「う、うるさーい!」
はいはい。
顔を真っ赤にしてすねるハルヒ。
いやあ、やめられないな。
その後の授業を睡眠でパスし。放課後に至る。
毎回思うのだが、今までまともに授業なんて受けた事は無いように思える。頭が悪いのに余計に悪くなるのもわかりやすい。
ハルヒとともに部室に行き、話し出すタイミングを見計らう。
なかなか言い出しづらいんだよな、こういうの。
「みんなちょっと聞いてもらっていいか?」
「ふえ?」
「…………」
「なんでしょう?」
みんな驚いた反応を示す。当然だよな、だって___
「何?キョンから何か言い出すなんて珍しいじゃない。」
だもんな。
「今まで言い出せなかったんだが、」
一呼吸
「ごめん、俺引っ越すから。」
「ふええ、キョンくん引っ越すんですかぁ!?」
「ほう、それはまた急ですね。」
「…………」
「ちょ、ちょっと待って!キョン、いつ引っ越すの?」
んーと今週の日曜、あさってだな。
「そんな、…急に…」
「んで、新居の住所なんだが……」
ハルヒは、ずっとどこか違う方向を向いていたが、俺が問いかけると
「……そう。」
長門か?お前は。
なにやら、すごい落ち込んでるみたいだが、別に落ち込まなくても良いんだぞ?
「うるさい!バカキョン!」
そのまま、ハルヒは鞄も持たずに、どこかへ去っていった。
「あ、ちょっと涼宮さんと話が…」
そう言って、朝比奈さんはハルヒを追っていった。
メイド服ままなんだが、大丈夫だろうか?
少なくとも健全な男子諸君の目には毒だ。悪い意味でなく。
俺は毎日精神力が削り落とされているからな、それを補完するにはちょうど良い薬だが、精神力がほぼ100%な男子諸君には刺激が強すぎる。
薬も過ぎれば毒となる。ここ重要。テスト出るぞ、多分。
「ともかく、なんでハルヒは怒ったんだ?」
「あなたが引っ越すと宣言した直後、彼女は放心状態となった。よって、以下の部分は聞いていないはず。」
「まあ、落ち込んでいる分には機関としても関係はあまりありません。閉鎖空間は怒っているときの発生ですしね。」
そうかい。
しかし、何故ハルヒは怒ったんだ?
「それが演技なのか、本心なのか。嘘発見器にかけてみたいくらいです。」
気持ち悪い事言うな。本気で実現しそうで怖い。
「彼は嘘をついてはいない。」
うげ、いたよ。生ける完全無欠メーター。
つまり俺はいつも嘘発見器にかけられていたのか。まあいい。元々長門に嘘をつくつもりなんて無い。
「まあ、手伝いに行きますよ。涼宮さんもそう言うでしょうし。長門さんは?」
首肯。
「ありがとう。いつも迷惑かけているようでスマンな。」
「大丈夫。」
「僕も、大丈夫です。」
で、ハルヒを探しに校内を一回りして、どこにもいなかったもんだから部室に戻ると。
「涼宮さんは帰られましたよ。」
なんだと?行き違いになったのか?
「そう言う事になります。」
ふと、長門が顔を上げる。
「涼宮ハルヒから、伝言を頼まれた。」
そうか、で?ハルヒは何て?
『キョンにも伝えて。明日、午前九時に駅前集合だから。…ずずっ。ちゃんとみんな来なさいよ。もしも欠席するなら、連絡をよこしなさい。』
「伝言は以上。」
その瞬間。部室の空気が固まった。
誰あろう、あの長門が声色も口調もハルヒのもので、伝言を伝えたのだから。
無論、無表情で。
「な、長門。」
「何?」
「一体…今のは?」
「涼宮ハルヒの声紋をコピーし、私に適用した後、記憶情報に残っているままに再生した。」
「そ……そう…か。」
「そちらの方がより正確に伝わるだろうと判断した。」
お前、本当に変わったな。
「そう。」
いかん。ある種の恐怖体験だったのかもしれない。ギャップがきつすぎる。
ここでふと。
「ところでみんな、行くんだろ?」
「あの、鶴屋さんにお呼ばれで…」
「僕は機関の方に呼び出されまして…」
「長門、お前は?」
「これ。」
一枚のチラシを差し出してきた。何々?SFミステリー?超人気シリーズ最新刊堂々発売?明日なのか?
「混雑が予想されるため、早めに並んでおく。だから行けない。」
ほほぅ、そうか。つまりハルヒと俺は
「二人っきりを満喫していただきます。」
お前、命日を今日にしてやろうか?
とか、何とか言いながらも。土曜日が来てしまった。
100%俺の奢りだ。
時間通り午前九時前に駅前に着いたらハルヒがいた。
「なによ、キョンだけ?」
何故だ?
「アンタは一番最後って決まってんの。そのあんたが来ると言う事は他の人は来ない。QED!」
「ああ、そうかい。確かに長門も古泉も朝比奈さんも今日は用があるってさ。」
結局、その日は不思議探索ツアーと言いつつも、ただのウィンドウショッピングetc...に変わり、ハルヒを知らない人物からしてみればカップルにしか見えなかっただろう。別にそんなに意識はしていないがな。
話にならないような。…そう、一日が新幹線に乗って持って行かれたみたいに早く過ぎ去ってしまった。何でかね?
ともかく、引っ越しの日がやってきた!
ハルヒや長門や朝比奈さん、こき使おうと考えている古泉が手伝いにやってきた。と言っても働いたのは俺と古泉ぐらいで、ハルヒ達は談笑。妹の相手をしてもらい、古泉の苦労もあってか、それとも業者のがんばりか、作業は予想よりも早く終わった。
みんな、夕日の差す頃に帰った。ハルヒを除いて。
空っぽになった俺の部屋。今までの生活をふと思い出す。
この部屋で高一になってからも色々な事があったな。そう思う。
ここで悪夢も見たし、みんなで死にものぐるいに宿題をやった事もあった。
思い出ばかりが詰まったこの部屋。
もうこの部屋を一歩踏み出せば、ここに戻ってはこなくなる。そう思うと寂しいものだった。
夕焼けに染まる俺の部屋、いや俺のものだった部屋。
そこへ悲しそうな顔をした。ハルヒが入ってくる。
「キョン」
そう言って、ハルヒは俺に身を任してきた。
「うっ…うっ…きょぉん」
「おい、お前。泣いているのか?」
優しく、抱きしめる。抵抗はない。
「ハルヒ」
「キョン。もういなくなっちゃうの?」
「え?」
それはハルヒとは思えないくらいの弱々しい声だった。
「あたしの前からいなくなちゃうの?」
「…………」
「その前に言わせて、キョン。」
俺を抱きしめる腕に力を込めて。
涙も拭くんだ輝く目で俺に言う。
「好き。」
「え?」
「キョン、あたしはアンタが好き。どうしようもないくらい。」
「…………」
ずっとそうしていたかったが、俺にも言うべき事がある。
「ハルヒ、俺もお前の事が好きだ。何物にも代え難いぐらい好きだ。」
一息おいて、
「俺と、一緒にいてくれないか。」
「………え?」
おいおい、『え?』は無いんじゃないか?
それとも冗談だったのか?だったら俺、すごく凹むぞ。
「だって、これから遠くに行っちゃうんでしょ?もうあえないんじゃないの?」
「は?何言ってんだだお前?俺の話聞いていたか?」
まあいい、お前も乗っていけ。お前の家の住所は名簿の通りだろ。
よく見れば、ハルヒの家とすごく近かった。
いや、言い方を変えよう。ハルヒの家の隣だった。
「え?ここ、アンタの家?」
「そうさ、これから俺ら一家はここに住む事になる。」
さて、勘違いを取り除こうか。
「俺がいつ“転校する”なんて言った?」
「ッ!!」
「言ってないよな?」
まあ、これからもよろしくな、ハルヒ。


