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SSNo.003 季節はずれの肝試し
2008-02-26
キョンデレごめんなさい。頭の中が宙に浮いている第三弾
『季節はずれの肝試し』
そこっ!ブログタイトルについてツッコまない!!
俺は今、遊園地に来ている訳で。
それは他でもない俺がハルヒを誘ったデートな訳で。
そしてここには俺を含めたSOS団五人衆がいる訳で。
『ホンモノでの肝試し』
話は二日前にさかのぼる。
「なあ、今度の日曜の探索さ、無しにして遊園地に行かないか?」
「いいわ!行きましょう!」
意外とすんなり通ったもんだな。
探索を延期できる分けないじゃない!とか言われると思ったがな。
このときの俺は迂闊だった。
「ただいまより、SOS団ミーティングを開始します!」
「何回目だったっけ?」
「関係ないでしょ、そんなの。」
ごもっともで。
「今度の日曜日の探索は中止するわ。」
ふむ。当然の報こ___
「その代わりにみんなで遊園地に行きます!」
___く。…って、え?
「みんなお金用意しときなさい。駅前集合ね、以上!ミーティングはこれまで。キョン!アンタ遅れないでよ!」
各々の行動に移る。
長門は読書、ハルヒはネットサーフィンで、
朝比奈さんは給仕、俺と古泉はボードゲーム。
古泉他二名の目を盗み、俺はハルヒに耳打ちする。
「一応、デートの誘いだったんだが…」
「えっ?ええっ?そうだったの?」
「今度、違う日に行くか?二人で。」
「う…うん。」
で、当日。
俺はやはり、一番遅く着いた。
「遅い!罰金!」
何を払えばいいんだ?
「みんなの交通費、アンタが負担しなさい!」
はいはい。
===バス内===
「どうされました?」
「何がだ?」
「いえ、あなたが不服そうな顔をされておられたものですから。」
「交通費負担させられたら、不服そうな顔にはなるさ。」
「そうですか?僕はてっきりデートの誘いをSOS団の課外活動と間違われてとらえられたからだと思ったのですが?」
「何が言いたいのかさっぱりだね。」
「そうですか、ではそういう事にしておきましょう。」
===遊園地===
「で、これからどうやって行動するんだ?」
「今日は、これで組み分けを決めるわ。」
ハルヒが出したのは爪楊枝。
用意が良すぎないか?
「じゃあ、有希」
俺スルーかよ。
長門が引く。印無し。
「無印ね、はい、古泉君。」
古泉がエセスマイルで引く。またも印無し。
「ハイ次、みくるちゃん!」
またスルーかよ、朝比奈さんも無印。…と言う事は、
「なーんだ、もうみんな無印じゃない、ならキョンもあたしも引く必要ないわね。」
みんなから用事を回収するハルヒ。
古泉だけが、分かったような目をしている。俺もその目線の意味が分かった
かくして奇遇にも俺はハルヒと組むことになったわけだ。
しかし、コイツはイカサマをしているな?その本意は何だ?
「この組み分けで、一日を過ごすから。とりあえず十二時半にメインゲート前集合ね!」
それぞれの反応は、三者三様。
「…頑張って。」
「ふぇぇ、二人っきりですかぁ?」
「ごゆっくり。」
やれやれ。
======
====
==
しばらく歩き、三人は、「ファンタジーゾーン」に行くと言って、俺たちと別れた。俺たちは「怪奇と恐怖のゾーン」に行くとハルヒが言い出したので、そちらに向かっている。古泉たちとは逆方向だ。
三人が見えなくなった事を確認してからハルヒに問いかける。
「ハルヒ。」
「何よ?」
「さっきの組み分け、お前イカサマしただろ。」
「ふぇ?え?な…何の事かしら?」
「隠しても無駄だ。爪楊枝は全部無印だったんだろ?」
「っ!!」
「先に三人に引かしておけば組が分けられるのも確実って事だ。」
「何よ、悪いの?それとも私と一緒じゃ嫌なの?」
そうじゃない。そんな悲しそうな顔をするなよ。
「いいや、事実を知りたかっただけだ。無理しなくても、組み分けを勝手に宣言すれば良かったんじゃないか?」
「っ!それができれば苦労しないわよ!」
「じゃあ、どうしてだ?」
「それは、その……なんて言うの?やっぱり、みんなに知られるのもどうかって思わない?興味本位で見られてるみたいな。」
「まあ、それはそうだな。」
「だからよ。分かった!?」
はいはい、分かりましたよ。
でもなハルヒ、あいつらはそんな奴らじゃないのさ。
それは、お前がよく分かっているだろう?
話している間に目的地に着いた訳で、目の前に立っているのは今にもアレな感じの博士とかが出てきそうな洋館で。
表示をよく見てみると…
「お一人様でのご入場はおすすめできません。カップルでのご入場をおすすめします。」
アホか?
いやいや、ここの経営者アホだろ。
しかし、上にはグロテスクな死体の写真etc...
握っている手が、ちょっとだけ力を入れられたような気がした。
「他、当たりましょ。」
「は?」
「さあ行く!」
ちょっと待て、ハルヒさんよ。
結構乗り気だったじゃねえか、ここに来て怖くなったか?
「っ!違うわよ、私は怖いのはかまわないけど、グロいのはダメなの!」
おや?夏休みの肝試しにも、グロテスクでリアルな置物はたくさんあったろう?施設の雰囲気はまるで違うが。
「もう!そうよ!怖いの!」
?
「…怖いのよ…。」
悪かった!スマン!よくよく考えたら季節も冬だしな!
「肝試し!」って雰囲気じゃないよな!
「異常患者病棟B棟。カップルで入る事を…おすすめするよ。彼女は彼氏に抱きつき放題だよ〜。ヒヒヒ…。」
おっちゃん暗いな。てか、雰囲気的にマジじゃねえか。
「なあハルヒ、他の所に移ろうぜ。」
「決めた!行くわよ!」
はぁ!?なに言ってんだ?
お前、さっきまで怖がってただろう?
「よく考えれば作り物のオンパレードよ!その中から本物探し当てるわ!しめ縄でグルグル巻きにして、学会に提出してやるわよ!」
さっきと態度が丸で違うじゃねえか!まあいい、行こうか。
ハルヒの言う通り、作り物のオンパレードだ!
しかし、この考えがハルヒ曰く失敗らしい。俺には分からなかったのだが。
「きゃああああああ!」
恐るべき速度で、抱きついてくるハルヒ。
どうした?
「う、後ろに今、お、お、落ち武者が…」
後ろを見る、何もない。
「何もないぞ。」
「え?あれ、消えた?」
幻覚でも見たか?
「そんなはずは、…無いと思うわ…多分。」
バサッバサッバサッ
「うわぁ!キョン!コウモリが!目、目の前にぃ!」
「どうした?音も何もしないじゃないか。」
「えぇ!でも今!」
「落ち着けよ!」
「もうなんなのよ!ここは!」
「だから、落ち着けって…。」
本当に、大丈夫なのか?
もしかしてハルヒのみに見えている?
いやいや、それ以上に俺が鈍いのか?
「ほら。」
そう言って、俺は右手を差し出す。
「え?」
「止まってたってどうにもならないだろ?」
「…え、…うん。」
見えないなら、見えないなりに落ち着いて行こうじゃないか。
あー、でももう一度くらい出てきてくれてもいいかもな、ホンモノさんよ。
何故って、困り顔のハルヒなんてそうそう見れないし、
俺も少しは頼りになる団員その一ってのも見せてやりたいからさ。
どちらも本心じゃないがな。
「わぁ!でたぁ!」
俺の右腕に感じる、喜ばしい感覚が…
エロキョンですまない。
=========================
あとがき
キョンデレごめんなさい。
困った時のハルヒを書きたかっただけです。
それは他でもない俺がハルヒを誘ったデートな訳で。
そしてここには俺を含めたSOS団五人衆がいる訳で。
『ホンモノでの肝試し』
話は二日前にさかのぼる。
「なあ、今度の日曜の探索さ、無しにして遊園地に行かないか?」
「いいわ!行きましょう!」
意外とすんなり通ったもんだな。
探索を延期できる分けないじゃない!とか言われると思ったがな。
このときの俺は迂闊だった。
「ただいまより、SOS団ミーティングを開始します!」
「何回目だったっけ?」
「関係ないでしょ、そんなの。」
ごもっともで。
「今度の日曜日の探索は中止するわ。」
ふむ。当然の報こ___
「その代わりにみんなで遊園地に行きます!」
___く。…って、え?
「みんなお金用意しときなさい。駅前集合ね、以上!ミーティングはこれまで。キョン!アンタ遅れないでよ!」
各々の行動に移る。
長門は読書、ハルヒはネットサーフィンで、
朝比奈さんは給仕、俺と古泉はボードゲーム。
古泉他二名の目を盗み、俺はハルヒに耳打ちする。
「一応、デートの誘いだったんだが…」
「えっ?ええっ?そうだったの?」
「今度、違う日に行くか?二人で。」
「う…うん。」
で、当日。
俺はやはり、一番遅く着いた。
「遅い!罰金!」
何を払えばいいんだ?
「みんなの交通費、アンタが負担しなさい!」
はいはい。
===バス内===
「どうされました?」
「何がだ?」
「いえ、あなたが不服そうな顔をされておられたものですから。」
「交通費負担させられたら、不服そうな顔にはなるさ。」
「そうですか?僕はてっきりデートの誘いをSOS団の課外活動と間違われてとらえられたからだと思ったのですが?」
「何が言いたいのかさっぱりだね。」
「そうですか、ではそういう事にしておきましょう。」
===遊園地===
「で、これからどうやって行動するんだ?」
「今日は、これで組み分けを決めるわ。」
ハルヒが出したのは爪楊枝。
用意が良すぎないか?
「じゃあ、有希」
俺スルーかよ。
長門が引く。印無し。
「無印ね、はい、古泉君。」
古泉がエセスマイルで引く。またも印無し。
「ハイ次、みくるちゃん!」
またスルーかよ、朝比奈さんも無印。…と言う事は、
「なーんだ、もうみんな無印じゃない、ならキョンもあたしも引く必要ないわね。」
みんなから用事を回収するハルヒ。
古泉だけが、分かったような目をしている。俺もその目線の意味が分かった
かくして奇遇にも俺はハルヒと組むことになったわけだ。
しかし、コイツはイカサマをしているな?その本意は何だ?
「この組み分けで、一日を過ごすから。とりあえず十二時半にメインゲート前集合ね!」
それぞれの反応は、三者三様。
「…頑張って。」
「ふぇぇ、二人っきりですかぁ?」
「ごゆっくり。」
やれやれ。
======
====
==
しばらく歩き、三人は、「ファンタジーゾーン」に行くと言って、俺たちと別れた。俺たちは「怪奇と恐怖のゾーン」に行くとハルヒが言い出したので、そちらに向かっている。古泉たちとは逆方向だ。
三人が見えなくなった事を確認してからハルヒに問いかける。
「ハルヒ。」
「何よ?」
「さっきの組み分け、お前イカサマしただろ。」
「ふぇ?え?な…何の事かしら?」
「隠しても無駄だ。爪楊枝は全部無印だったんだろ?」
「っ!!」
「先に三人に引かしておけば組が分けられるのも確実って事だ。」
「何よ、悪いの?それとも私と一緒じゃ嫌なの?」
そうじゃない。そんな悲しそうな顔をするなよ。
「いいや、事実を知りたかっただけだ。無理しなくても、組み分けを勝手に宣言すれば良かったんじゃないか?」
「っ!それができれば苦労しないわよ!」
「じゃあ、どうしてだ?」
「それは、その……なんて言うの?やっぱり、みんなに知られるのもどうかって思わない?興味本位で見られてるみたいな。」
「まあ、それはそうだな。」
「だからよ。分かった!?」
はいはい、分かりましたよ。
でもなハルヒ、あいつらはそんな奴らじゃないのさ。
それは、お前がよく分かっているだろう?
話している間に目的地に着いた訳で、目の前に立っているのは今にもアレな感じの博士とかが出てきそうな洋館で。
表示をよく見てみると…
「お一人様でのご入場はおすすめできません。カップルでのご入場をおすすめします。」
アホか?
いやいや、ここの経営者アホだろ。
しかし、上にはグロテスクな死体の写真etc...
握っている手が、ちょっとだけ力を入れられたような気がした。
「他、当たりましょ。」
「は?」
「さあ行く!」
ちょっと待て、ハルヒさんよ。
結構乗り気だったじゃねえか、ここに来て怖くなったか?
「っ!違うわよ、私は怖いのはかまわないけど、グロいのはダメなの!」
おや?夏休みの肝試しにも、グロテスクでリアルな置物はたくさんあったろう?施設の雰囲気はまるで違うが。
「もう!そうよ!怖いの!」
?
「…怖いのよ…。」
悪かった!スマン!よくよく考えたら季節も冬だしな!
「肝試し!」って雰囲気じゃないよな!
「異常患者病棟B棟。カップルで入る事を…おすすめするよ。彼女は彼氏に抱きつき放題だよ〜。ヒヒヒ…。」
おっちゃん暗いな。てか、雰囲気的にマジじゃねえか。
「なあハルヒ、他の所に移ろうぜ。」
「決めた!行くわよ!」
はぁ!?なに言ってんだ?
お前、さっきまで怖がってただろう?
「よく考えれば作り物のオンパレードよ!その中から本物探し当てるわ!しめ縄でグルグル巻きにして、学会に提出してやるわよ!」
さっきと態度が丸で違うじゃねえか!まあいい、行こうか。
ハルヒの言う通り、作り物のオンパレードだ!
しかし、この考えがハルヒ曰く失敗らしい。俺には分からなかったのだが。
「きゃああああああ!」
恐るべき速度で、抱きついてくるハルヒ。
どうした?
「う、後ろに今、お、お、落ち武者が…」
後ろを見る、何もない。
「何もないぞ。」
「え?あれ、消えた?」
幻覚でも見たか?
「そんなはずは、…無いと思うわ…多分。」
バサッバサッバサッ
「うわぁ!キョン!コウモリが!目、目の前にぃ!」
「どうした?音も何もしないじゃないか。」
「えぇ!でも今!」
「落ち着けよ!」
「もうなんなのよ!ここは!」
「だから、落ち着けって…。」
本当に、大丈夫なのか?
もしかしてハルヒのみに見えている?
いやいや、それ以上に俺が鈍いのか?
「ほら。」
そう言って、俺は右手を差し出す。
「え?」
「止まってたってどうにもならないだろ?」
「…え、…うん。」
見えないなら、見えないなりに落ち着いて行こうじゃないか。
あー、でももう一度くらい出てきてくれてもいいかもな、ホンモノさんよ。
何故って、困り顔のハルヒなんてそうそう見れないし、
俺も少しは頼りになる団員その一ってのも見せてやりたいからさ。
どちらも本心じゃないがな。
「わぁ!でたぁ!」
俺の右腕に感じる、喜ばしい感覚が…
エロキョンですまない。
=========================
あとがき
キョンデレごめんなさい。
困った時のハルヒを書きたかっただけです。


