SSNo.033 雑学戦
2008-07-21
ご無沙汰しておりましたMODOKIです。SSNo.034のまえがきに書いておきましたのでそちらを参照のほど。
キョンって物知りだと思いませんか?
自分の知識を絞り出して書いたものです。
情報に間違いがあったあらメルフォで連絡ください。
何を狙っているかはあとがきにて。
では「雑学戦」をどうぞ。
えー、本日は晴天なり。本日は晴天なり。
朝。とうとう蝉が鳴き始めるようになった今日この日。
「どうだ?答えられるか?」
「うむむ…」
ハルヒと熾烈な争いを繰り広げていた。
=========================
先に述べたように、今朝は蝉が鳴くほど暑い。太陽も朝のくせして大分昇り始めた。登っているんだからもう少しのんびり登ったっていいだろうに。
そこまでして俺たちを苦しめたいか?
結局、前日の雨による湿度の上昇と、風のない天気も重なり、校舎に着く時点で結構みんな汗をかいていた。俺もその内の一人だ。
階段を登るのも一苦労で正直暑くてかなわない。
教室にはいると涼しい風が俺の横を通り抜けた。おや?なんでこんなに風が吹いているんだ?
「よう、ハルヒ。」
「おはよう。」
窓はカーテンが閉められていて、その裏を見てみると各ガラスが、少しずつ明けられていた。
そこで、席を立って廊下に出て窓を確認、あいている。また、教室の廊下側の窓も全開だった。
…なるほど、工夫したな。
「どうしたのよ。」
いや、外は風がなかったのに教室には風があって何故かと思ったのさ。
「あっそ。それで、理由はわかったの?」
誘引効果だ。
「は?」
知らないのか?
一方の窓は少しだけ開けて、反対側は全開にするんだ。
すると、風が引き寄せられやすくなり、狭い方から広い方へと風が吹くようになるのさ。
「ふーん、無駄な事ばっか知っているのね。その能力を少しは学習へと向けたら?」
耳が痛い事をいわんでくれ。
あと、無駄とは何事だ。これでも中学生の時にクラスの雑学王を取った男だぞ。
「雑学?二次元方面の?この前、キョンの部屋の本棚。漫画も小説もいわゆる『萌え』方面のものばっかじゃない。」
萌え方面じゃない。小説は単純明快バトルものだ。歪めた人間共がそう言う方面に発展させただけで…
「じゃあ漫画は?なに?『ToL●VEる』って。」
うぐっ
「完璧に『萌え』よね?」
い、一部バトルの方面がある。
「一部でしょ?」
と…ともかく!雑学もその方面じゃない。医学、応急手当、理化学、そのほか多くの方面にわたる、知識を広く知っているのだ。
「深くないでしょ?」
いちいちつっこむな!
だったら俺が今から出す問題に答えてみろ。それから文句いいやがれ。
「わかったわよ。出してみればいいわ。二、三問出しなさい。全部正解してやるわよ。」
ほほう、そうか。
じゃあ、何か賭けて見るか?では、お前が全問正解した場合は俺が好きなものを一つ買ってやる。全て応えられなかったときは…そうだな、またメイドをやってもらおうか。ネコミミ着用で。
「なっ!」
さて、行くぞ。
問題。医学からの問題だ。
「ES細胞」と「iPS細胞」この二つの違いを答えよ。
時間は30秒。
「何よそれ、本当にあるの?」
ある、実在するんだ。
うんうん唸っている間に時間終了。
では答えを言おうか。
答え
ES細胞、iPS細胞ともに万能細胞だ。
ES細胞は受精卵を破壊したものから作られ、倫理的な問題や拒絶反応など色々な課題があった。対して、iPS細胞はその人の皮膚から作る事ができる。倫理的問題は少なく、拒絶反応も無いと期待されているのだ。
「えー?何それ?ほんとにあんの?」
ある。というか何度もテレビで取り上げられたじゃないか。
「むー。」
ふくれるな、可愛いから。
あと二問。答えられなければネコミミメイドだぞ。
去年は色々日本人が活躍したがスケートからの問題だ。
「ふふん、こう見えてもフィギュアはよく見ているから知っているのよ。」
ほう、たいした自信だな。くじかれないように精々頑張れ。
問題
スケートリンクの下の氷。その氷が最もよく滑るための条件を二つ答えなさい。
「はぁ?何それ。フィギュア関係ないじゃん。」
誰がフィギュアスケートについてと言ったかな?
「うぐぐ……」
さあ、答えれるか?
カウントダウン始めます。
10,9,8…
「えー?」
7,6,5…
「何なのよ、二つ?」
4,3,2,…
「あー、もう」
1,0!!
「わかる訳無いでしょうが。ていうか、条件とかあるの?」
答えは「温度が−3℃であること」と「氷の中に空気が入っていないこと」だ。
「なんでなのよ。」
では解説。
スケートにおいて、氷は圧力が加わるとそこだけ融点が下がり水になる。水が潤滑油の役割をして、スケートリンクでは人が滑る事ができる。
その上で、−3℃というのは氷が圧力をかけられた時に、水になりやすい温度だから。そして、空気が氷の中に入っていない事で、溶けて水になりやすい。
わかったか?
「あー!もう、次よ。次こそ絶対に正解してやるわ!」
ハルヒはすでに白鳥の口。だが、閉鎖空間を心配する事は考えなくていい。コイツはこの状況を十分楽しんでいやがる。
では最終問題だ。
女の子であるハルヒには答えやすい手芸に付いての問題。
「どんと来なさい。絶対に正解してやるわ!」
問題
現在のミシンの原型を作ったと言われている「エリアス・ハウ」と言う人がいるが、エリアスがミシンの針穴を先端部分に取り付けたきっかけとなったものとは?
特別に三回まで回答を許そう。
「クリップ?」
違う。
「実用性の研究の上で。」
残念ながら違う。
「うむむ…」
さあ、どうしたハルヒ?
「答えられないわよ!無理じゃない!?」
では、正解を言おうか。
答え
正解は「夢の中」だ。
「えー、もうホント。訳わかんないっ!」
正確には「夢に出てきた先住民の槍の形」だ。
解説
エリアスは2年間かけて針の位置に悩み、とある日に夢を見る。未開の地の先住民に処刑される夢の中で、その先住民が持っていた槍が、先の方に穴が開いている形だったので、その形に改良。すると、きちんと布を縫えるようになった。
と、言う事で。
ハルヒのネコミミメイド化決定!!
必ず着てもらうからな。朝比奈さんにも連絡入れておけ。
『今日はあたしがメイド服着るから』ってな。
「そんな…」
それはSOS団の団長だもんな。反故にするなんて事は無いよな?
ハルヒは半ば諦め、四分の一の照れと、四分の一喜びの微妙な表情を作り、
「むー。」
と言う可愛い抗議の声を上げていた。
ああ、放課後が楽しみだ。
=終=
=あとがき=
ポクロウタ様の「メイドネコミミハルヒ」に至るまでを書いてみました。
多分ここから、R254様のSSに飛ぶと思います。(この場合事実なので夢落ちはナシ)
少々遅れてんなー、とも思いつつ。
これからも細々とやっていきます。
朝。とうとう蝉が鳴き始めるようになった今日この日。
「どうだ?答えられるか?」
「うむむ…」
ハルヒと熾烈な争いを繰り広げていた。
=========================
先に述べたように、今朝は蝉が鳴くほど暑い。太陽も朝のくせして大分昇り始めた。登っているんだからもう少しのんびり登ったっていいだろうに。
そこまでして俺たちを苦しめたいか?
結局、前日の雨による湿度の上昇と、風のない天気も重なり、校舎に着く時点で結構みんな汗をかいていた。俺もその内の一人だ。
階段を登るのも一苦労で正直暑くてかなわない。
教室にはいると涼しい風が俺の横を通り抜けた。おや?なんでこんなに風が吹いているんだ?
「よう、ハルヒ。」
「おはよう。」
窓はカーテンが閉められていて、その裏を見てみると各ガラスが、少しずつ明けられていた。
そこで、席を立って廊下に出て窓を確認、あいている。また、教室の廊下側の窓も全開だった。
…なるほど、工夫したな。
「どうしたのよ。」
いや、外は風がなかったのに教室には風があって何故かと思ったのさ。
「あっそ。それで、理由はわかったの?」
誘引効果だ。
「は?」
知らないのか?
一方の窓は少しだけ開けて、反対側は全開にするんだ。
すると、風が引き寄せられやすくなり、狭い方から広い方へと風が吹くようになるのさ。
「ふーん、無駄な事ばっか知っているのね。その能力を少しは学習へと向けたら?」
耳が痛い事をいわんでくれ。
あと、無駄とは何事だ。これでも中学生の時にクラスの雑学王を取った男だぞ。
「雑学?二次元方面の?この前、キョンの部屋の本棚。漫画も小説もいわゆる『萌え』方面のものばっかじゃない。」
萌え方面じゃない。小説は単純明快バトルものだ。歪めた人間共がそう言う方面に発展させただけで…
「じゃあ漫画は?なに?『ToL●VEる』って。」
うぐっ
「完璧に『萌え』よね?」
い、一部バトルの方面がある。
「一部でしょ?」
と…ともかく!雑学もその方面じゃない。医学、応急手当、理化学、そのほか多くの方面にわたる、知識を広く知っているのだ。
「深くないでしょ?」
いちいちつっこむな!
だったら俺が今から出す問題に答えてみろ。それから文句いいやがれ。
「わかったわよ。出してみればいいわ。二、三問出しなさい。全部正解してやるわよ。」
ほほう、そうか。
じゃあ、何か賭けて見るか?では、お前が全問正解した場合は俺が好きなものを一つ買ってやる。全て応えられなかったときは…そうだな、またメイドをやってもらおうか。ネコミミ着用で。
「なっ!」
さて、行くぞ。
問題。医学からの問題だ。
「ES細胞」と「iPS細胞」この二つの違いを答えよ。
時間は30秒。
「何よそれ、本当にあるの?」
ある、実在するんだ。
うんうん唸っている間に時間終了。
では答えを言おうか。
答え
ES細胞、iPS細胞ともに万能細胞だ。
ES細胞は受精卵を破壊したものから作られ、倫理的な問題や拒絶反応など色々な課題があった。対して、iPS細胞はその人の皮膚から作る事ができる。倫理的問題は少なく、拒絶反応も無いと期待されているのだ。
「えー?何それ?ほんとにあんの?」
ある。というか何度もテレビで取り上げられたじゃないか。
「むー。」
ふくれるな、可愛いから。
あと二問。答えられなければネコミミメイドだぞ。
去年は色々日本人が活躍したがスケートからの問題だ。
「ふふん、こう見えてもフィギュアはよく見ているから知っているのよ。」
ほう、たいした自信だな。くじかれないように精々頑張れ。
問題
スケートリンクの下の氷。その氷が最もよく滑るための条件を二つ答えなさい。
「はぁ?何それ。フィギュア関係ないじゃん。」
誰がフィギュアスケートについてと言ったかな?
「うぐぐ……」
さあ、答えれるか?
カウントダウン始めます。
10,9,8…
「えー?」
7,6,5…
「何なのよ、二つ?」
4,3,2,…
「あー、もう」
1,0!!
「わかる訳無いでしょうが。ていうか、条件とかあるの?」
答えは「温度が−3℃であること」と「氷の中に空気が入っていないこと」だ。
「なんでなのよ。」
では解説。
スケートにおいて、氷は圧力が加わるとそこだけ融点が下がり水になる。水が潤滑油の役割をして、スケートリンクでは人が滑る事ができる。
その上で、−3℃というのは氷が圧力をかけられた時に、水になりやすい温度だから。そして、空気が氷の中に入っていない事で、溶けて水になりやすい。
わかったか?
「あー!もう、次よ。次こそ絶対に正解してやるわ!」
ハルヒはすでに白鳥の口。だが、閉鎖空間を心配する事は考えなくていい。コイツはこの状況を十分楽しんでいやがる。
では最終問題だ。
女の子であるハルヒには答えやすい手芸に付いての問題。
「どんと来なさい。絶対に正解してやるわ!」
問題
現在のミシンの原型を作ったと言われている「エリアス・ハウ」と言う人がいるが、エリアスがミシンの針穴を先端部分に取り付けたきっかけとなったものとは?
特別に三回まで回答を許そう。
「クリップ?」
違う。
「実用性の研究の上で。」
残念ながら違う。
「うむむ…」
さあ、どうしたハルヒ?
「答えられないわよ!無理じゃない!?」
では、正解を言おうか。
答え
正解は「夢の中」だ。
「えー、もうホント。訳わかんないっ!」
正確には「夢に出てきた先住民の槍の形」だ。
解説
エリアスは2年間かけて針の位置に悩み、とある日に夢を見る。未開の地の先住民に処刑される夢の中で、その先住民が持っていた槍が、先の方に穴が開いている形だったので、その形に改良。すると、きちんと布を縫えるようになった。
と、言う事で。
ハルヒのネコミミメイド化決定!!
必ず着てもらうからな。朝比奈さんにも連絡入れておけ。
『今日はあたしがメイド服着るから』ってな。
「そんな…」
それはSOS団の団長だもんな。反故にするなんて事は無いよな?
ハルヒは半ば諦め、四分の一の照れと、四分の一喜びの微妙な表情を作り、
「むー。」
と言う可愛い抗議の声を上げていた。
ああ、放課後が楽しみだ。
=終=
=あとがき=
ポクロウタ様の「メイドネコミミハルヒ」に至るまでを書いてみました。
多分ここから、R254様のSSに飛ぶと思います。(この場合事実なので夢落ちはナシ)
少々遅れてんなー、とも思いつつ。
これからも細々とやっていきます。


