SSNo.040 ハルヒ攻略法
三作目です。
そう言えば、MODOKIは最近クラスの女子をおちょくって楽しんでます。
例えば、風邪になってゴホゴホやってるときに
「実は俺、若年性の肺ガンなんだ。田舎育ちの俺には都会の空気は危険らしくてさ。余命はもうすでに二年間切ってるって。抗ガン剤とか服用すればそれなりに持つけど、そんなのいらないんだ。」
なんて、自嘲気味に言ったら、マジで信じちゃってですね。
「まぁ、嘘だけどさ。」
と言ったら10回ぐらい蹴られました。おお痛い。
そんな感じで考えた、「ハルヒ攻略法」です。
「ねぇキョン。」
今日も部室には、二人だけ。
最近、このシチュエーションが多いと思う。
例の三人組はまた、それぞれ私用があって部室にいない。
こう言うときに限って、ハルヒはおねだりしてくる。
「ダメだ。」
「けち。」
「お前な、俺をなんだと思っている。」
「彼氏。あたしは?」
「彼女。ってそうじゃない。」
キスをおねだりとかそう言った甘甘なシチュエーションをハルヒに望んではいけないのだろうか?
「漫画売って、お金入ったんでしょ?」
「ああ、5000円ほど。」
「だったらアクセサリーの一つでもかってくれたって良いじゃん。」
「却下。」
「むぅ。」
ハルヒの拗ねた顔は可愛い。
笑顔も良いのだがそれとは又違った一面が見られるようで俺は好きだ。
それはともかくとして、まぁ確かにこれ以上拒否してもどうせしつこくねだってくるのだ。かってやらない事もない。
が、ただでかってやるのも惜しい気がする。
「仕方ないな。」
ハルヒの顔が輝いた。
「いくらだ。それは。」
「うーんと、三千二百円ぐらいかしら?」
「そうか。ただし、条件がある。」
「ん?」
「これより16日間(3200円÷200円←1日分)、俺に対する二人称はご主人様で、語尾に『にゃん』もしくは『にゃ』を付けて生活し、部室内ではエプロンドレスと以前かってきたらしいネコミミ、及びネコしっぽの着用を約束すれば買ってやる。」
「………本気?」
「ああ、もちろん。やらないなら買ってやらんがな。」
「わかったわ。」
「ん?何だって?」
「わ、わかったにゃん。」
「ん、よろしい。」
そう言ってハルヒの耳元で囁いてみる。なるべく低い声で、甘くなるように。
「可愛いよ。ハルヒ。」
正直、死ぬほど恥ずかしかったが―――
「どうだ、本当にやるか?」
「やる、やるにゃん。だから買ってにゃ、ご主人様。」
「ああ、買ってやるよ。」
―――ハルヒが耳から首まで真っ赤にしている当たり成功したらしいので良しとしておく。
=========================
翌日。
「おはようにゃん、ご主人様っ。」
クラスに冷気よりも冷たい風が吹きすさんだ。
「おはよう、ハルヒ。今日も可愛いな。」
さらに、クラスの空気が重くなった。
―――ぷしっ
ハルヒが鼻血を吹き出して、机に突っ伏した。
「うううっ。」
「キョン、それはズルすぎ。」
「どうした?ハルヒ?」
「なんでもないにゃん。」
最っ高。
エクスタシー、つまり法悦とはこのことを言うのだ。
つまり、俺が現在行っているのは、ハルヒ攻略法である。
ハルヒはちょっと優しい言葉をかけると赤くなる事に気が付いた俺は、直球では真っ赤になってフリーズするのではないかと考え、家で練習したのだ。
イメージトレーニング(妄想ではない)をやりまくって、ハルヒの写真に対して「愛している」だの「可愛いよ」だの端から見れば変態まがいの特訓を積んだ結果がこれだ。
勝った。ハルヒに勝ったのだ。
今までバカキョン、アホキョン言われてきたが、絶対に負けない。
その上、ハルヒの機嫌を損ねる事はない。
ああ、すばらしきかな世界平和。
喜びのあまり、一瞬我を忘れて変な事を考えた気がするが、それは置いておこう。
まぁ、この16日間で、ハルヒも懲りるだろうと思っていた。
しかし、16日後、また俺はおねだりを食らう事になる。
「ハルヒ、まさかとは思うが癖になってないよな?」
「まさか、そんな事無いにゃん。」
まさか、ね。
=終=
=あとがき=
あれれ、ちょっとキョン口調が壊れている気がします。
眠いからか?(現在2時13分)
ともかく、こういうおちょくり方をいつか俺もやってみたいと言う願望じみたものを込めて書いています。
やっと三作目書き終えました。
はは、ここまで付き合っていただきありがとうございます。
受験が終わりましたら、月に5作とか出しちゃうMODOKIに戻ると思います。
今後ともよろしくお願いします。
キョンMODOKI
そう言えば、MODOKIは最近クラスの女子をおちょくって楽しんでます。
例えば、風邪になってゴホゴホやってるときに
「実は俺、若年性の肺ガンなんだ。田舎育ちの俺には都会の空気は危険らしくてさ。余命はもうすでに二年間切ってるって。抗ガン剤とか服用すればそれなりに持つけど、そんなのいらないんだ。」
なんて、自嘲気味に言ったら、マジで信じちゃってですね。
「まぁ、嘘だけどさ。」
と言ったら10回ぐらい蹴られました。おお痛い。
そんな感じで考えた、「ハルヒ攻略法」です。
「ねぇキョン。」
今日も部室には、二人だけ。
最近、このシチュエーションが多いと思う。
例の三人組はまた、それぞれ私用があって部室にいない。
こう言うときに限って、ハルヒはおねだりしてくる。
「ダメだ。」
「けち。」
「お前な、俺をなんだと思っている。」
「彼氏。あたしは?」
「彼女。ってそうじゃない。」
キスをおねだりとかそう言った甘甘なシチュエーションをハルヒに望んではいけないのだろうか?
「漫画売って、お金入ったんでしょ?」
「ああ、5000円ほど。」
「だったらアクセサリーの一つでもかってくれたって良いじゃん。」
「却下。」
「むぅ。」
ハルヒの拗ねた顔は可愛い。
笑顔も良いのだがそれとは又違った一面が見られるようで俺は好きだ。
それはともかくとして、まぁ確かにこれ以上拒否してもどうせしつこくねだってくるのだ。かってやらない事もない。
が、ただでかってやるのも惜しい気がする。
「仕方ないな。」
ハルヒの顔が輝いた。
「いくらだ。それは。」
「うーんと、三千二百円ぐらいかしら?」
「そうか。ただし、条件がある。」
「ん?」
「これより16日間(3200円÷200円←1日分)、俺に対する二人称はご主人様で、語尾に『にゃん』もしくは『にゃ』を付けて生活し、部室内ではエプロンドレスと以前かってきたらしいネコミミ、及びネコしっぽの着用を約束すれば買ってやる。」
「………本気?」
「ああ、もちろん。やらないなら買ってやらんがな。」
「わかったわ。」
「ん?何だって?」
「わ、わかったにゃん。」
「ん、よろしい。」
そう言ってハルヒの耳元で囁いてみる。なるべく低い声で、甘くなるように。
「可愛いよ。ハルヒ。」
正直、死ぬほど恥ずかしかったが―――
「どうだ、本当にやるか?」
「やる、やるにゃん。だから買ってにゃ、ご主人様。」
「ああ、買ってやるよ。」
―――ハルヒが耳から首まで真っ赤にしている当たり成功したらしいので良しとしておく。
=========================
翌日。
「おはようにゃん、ご主人様っ。」
クラスに冷気よりも冷たい風が吹きすさんだ。
「おはよう、ハルヒ。今日も可愛いな。」
さらに、クラスの空気が重くなった。
―――ぷしっ
ハルヒが鼻血を吹き出して、机に突っ伏した。
「うううっ。」
「キョン、それはズルすぎ。」
「どうした?ハルヒ?」
「なんでもないにゃん。」
最っ高。
エクスタシー、つまり法悦とはこのことを言うのだ。
つまり、俺が現在行っているのは、ハルヒ攻略法である。
ハルヒはちょっと優しい言葉をかけると赤くなる事に気が付いた俺は、直球では真っ赤になってフリーズするのではないかと考え、家で練習したのだ。
イメージトレーニング(妄想ではない)をやりまくって、ハルヒの写真に対して「愛している」だの「可愛いよ」だの端から見れば変態まがいの特訓を積んだ結果がこれだ。
勝った。ハルヒに勝ったのだ。
今までバカキョン、アホキョン言われてきたが、絶対に負けない。
その上、ハルヒの機嫌を損ねる事はない。
ああ、すばらしきかな世界平和。
喜びのあまり、一瞬我を忘れて変な事を考えた気がするが、それは置いておこう。
まぁ、この16日間で、ハルヒも懲りるだろうと思っていた。
しかし、16日後、また俺はおねだりを食らう事になる。
「ハルヒ、まさかとは思うが癖になってないよな?」
「まさか、そんな事無いにゃん。」
まさか、ね。
=終=
=あとがき=
あれれ、ちょっとキョン口調が壊れている気がします。
眠いからか?(現在2時13分)
ともかく、こういうおちょくり方をいつか俺もやってみたいと言う願望じみたものを込めて書いています。
やっと三作目書き終えました。
はは、ここまで付き合っていただきありがとうございます。
受験が終わりましたら、月に5作とか出しちゃうMODOKIに戻ると思います。
今後ともよろしくお願いします。
キョンMODOKI
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テーマ : 涼宮ハルヒの憂鬱関連
ジャンル : アニメ・コミック